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上手なアドバイスの仕方とは。 独りよがりにならないコツ

トイアンナ

良いアドバイスをするコツは「我慢、忍耐」

ここまでご覧いただけたら、良いアドバイスをするコツが見えてきたと思います。結論は「我慢」です。相手が相談したくなるまで、待って、待つ。そして「話を聞いてほしい」と相手が思えるまで、じっと寄り添う。

アドバイスの9割は、忍耐にあります。目の前で失敗すると分かっている相手を、ぐっとこらえて見守る。そして相手が泣いている時にそばにいる。話し始めたら、ずっと話を聞く。そして最後に「こうしたら、ラクになるんじゃないかな」と少しだけ添える。

だから、良いアドバイスはとても難しい行為なんです。語源からして、「良い助言をすること」なんて意図されていないのですから。

ただ、それができる人だけが最後に友達なり、信頼できる家族になれるのでしょう。アドバイスによって試されているのは、実はアドバイスを「する側」なのです。

(トイアンナ)

※画像はイメージです

※この記事は2020年07月31日に公開されたものです

トイアンナ (コラムニスト)

1987年生まれ。慶應義塾大学卒業後、P&Gジャパン、LVMHグループにてマーケティングを担当。2015年にライターとして独立し、その後編集プロダクション「WERITE」を設立。「書く」プロフェッショナルとして、企業サイトの制作、オウンドメディア運用、SNS運用代行などを幅広く手掛ける。ライターとしては5,000人以上の人生相談に携わった経験をもとに「人事採用・婚活・医療」分野で主に執筆。著書に『改訂版 確実内定』(KADOKAWA)、小説『ハピネスエンディング株式会社』(小学館)など。

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