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仕事のモチベーションが上がらない。理由と上げる方法3つ

藤井佐和子(キャリアアドバイザー)

仕事のモチベーションを上げる方法

仕事でのモチベーションを上げる方法として、実践できる対処法を3つご紹介します。

(1)人間関係や環境が要因の場合

真面目な人ほど、相手に叱責されたり、嫌味を言われたりすると、自分が悪かったのかしら……と落ち込み、抱え込んでしまいます。

そんな時は、誰かに相談してみましょう。「今、とてもつらいのだけれど、どう思いますか?」というように。

あくまでも冷静に相談するために、まずは自分の気持ちを書き出してみることもおすすめです。

このように、周囲に相談することで、起こっている出来事を共有でき、時には解決の手助けをしてもらえることもあります。

それでも解決しないようなことであれば、転職を考えても良いでしょう。

また、人間関係でモチベーションが下がることが多い場合は、もしかすると自分自身が人の目や言葉を気にしすぎている、という問題があるかもしれません。

周囲が変わってくれることだけを期待せず、自分からも周りを気にしすぎないようにする訓練をしてみましょう。

(2)仕事内容が合わない場合

キャリア相談で、「仕事内容が合わない」という理由でキャリアチェンジ転職の相談をされる方には、具体的に現在の仕事内容をお聞きします。

すると、「今やっている仕事の全てが合わないわけではない」というケースが多いのです。

「このプロセスは得意で好きだけれど、苦手な作業がある」などです。

その場合、仕事ではなく、作業で分析してみることをおすすめしています。「好き×嫌い」と「得意×苦手」の組み合わせで棚卸しをするのです。

例えば、「Aの仕事は好きで得意。でもBの仕事は嫌いだけど得意」というように。

そして、1日のタイムスケジュールを自分のやりやすいように組み立てるのです。

好き×得意なAの仕事は午前中に片付けてしまい、ランチの後は、嫌い×得意なBの仕事を黙々とやる、といった組み立て方をするのです。

(3)成果が出ない場合

いくら頑張っても成果が出なくてモチベーションが下がっている場合、その仕事を諦める前に、以下の2点を確認してみましょう。

やり方は自分に合っているか

山の登り方は人それぞれ違います。

教えてもらった通りにやってもなかなか成果が出せない場合は、自分に合うやり方を模索しましょう。

ただし、一人で模索するのではなく、先輩や上司など、やり方の異なる人にどうやっているのか、を聞いてみましょう。

仕事のやり方(プロセス)が合っているかどうかも、案外モチベーションに影響するものです。

全体像が分かっているか

うまく成果を出せない人の理由として、実は全体像が分かっていない、というケースが多いようです。

仕事のつながりが分からないと、次から次にやっていても、パズルがはまっていく実感が持てず、気持ち悪いものです。

そこで、全体像の理解が誤っていないか、理解できているかを確認してみましょう。

できるようになると、急にモチベーションって上がってくるものです。

次ページ:モチベーションを保つコツ

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