不器用な人の心理や特徴。器用に生きるための3つのコツ
器用に生きるコツ
不器用にもメリットが少なからずあるとはいえ、不器用なことで悩んでいる人にしてみれば、少しでも器用に生きたいと思うものでしょう。
それには一体どうすればいいのか、器用に生きるためのコツをご紹介します。
(1)不得意な部分を自覚する
まずは、不器用で損している場面を少しでも減らすことを考えましょう。
これまでに「あなたのここが不器用だ」と周りから指摘された部分、あるいは前述の不器用な人の5つの特徴を読んで思い当たる部分を常に忘れないようにします。そして、そういう場面になったら、なるべく自分が前面に出ないようにしてやり過ごしましょう。
何か言いたくなったり、何か行動したくなったりしても、いったんぐっと抑えて身を潜めるのです。消極的な対策だと思われるかもしれませんが、不得意なことをできるようになるには、相当な努力と時間が必要です。
当面は、うかつな言動によってトラブルを起こさないよう、自分の行動と他人の言動を観察するのが得策です。それだけでも、不器用さゆえに発生したストレスは、相当軽減されるはずです。
(2)器用な人のまねをする
自分の不器用な部分を克服するための最良の方法は、模範とする人を見つけて、そのまねをすることです。
そもそも不器用な部分を直そうと思っても、一体どのようにすればいいのか分からなければ直しようがありません。そこで、身近な人の中からモデルを探し、その人の発言の内容やタイミング、どんな行動をしているかといったことをよく観察し、日頃からまねるように心掛けてみてください。
人の心は外からは見えませんので、発言や行動がそつなくこなせていれば、それだけで周りから不器用な人だと思われなくなります。注意深く観察し、模範通りに忠実に実行するのは比較的得意なはずですので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(3)理解者をつくる
少しでも器用になりたいと思うのは、他人から疎んじられないようになりたいからであって、いつでもどんな時でも器用に振る舞えるようになるところまでいかなくてもいいはずです。
要するに、たとえ今のままで変わらなくても、不器用さのデメリットが問題にならなければ良いわけです。
それにはどうすればいいかというと、自分の不器用さをフォローしてくれる人が必要です。ファローしてくれる人は、できるだけ発言力や影響力がある人であることが望ましいので、上司やチームのリーダー的な存在の人が理想です。
その人を起点に、「あの人は不器用だけど、仕事はしっかりするし悪い人じゃない」という評判が周りに伝われば、随分気持ちがラクになることでしょう。
身近に理解者をつくることで、たとえあなたが不器用なままでも、周囲との関係悪化を食い止めることができます。
不器用さも一つの個性として生かしていこう
誰にでも得手不得手があって、全てその人の個性だといえます。よって、不器用さも一つの個性であり、不器用だから悪いということはありません。
大切なのは、自分の個性をうまく生かすこと。それにはまず、自分の個性をしっかり理解し、マイナスに働く場面には用心して、プラスに働く場面を増やすように工夫していくといいでしょう。
(笹氣健治)
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※この記事は2020年07月17日に公開されたものです