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不器用な人の心理や特徴。器用に生きるための3つのコツ

笹氣健治(心理カウンセラー)

不器用な人の心理

では、対人関係が不器用な人は、なぜそうなってしまうのでしょうか? 不器用な人には、次の3つの心理パターンがよく見られます。

(1)思い込みが強い

不器用な人は、いったんこうだと思い込んだら、それ以外の可能性を考えられなくなる傾向があります。思考の柔軟性が乏しく、物事の裏にどんな思惑が隠されているかを考える想像力が欠けていたり、先々どうなるかを意識したりすることをあまりしません。

頭が固くなっていて、自分の考えにしがみついていることが多いといえます。

(2)自分のことで頭がいっぱい

他人の気持ちが読めないのは、そこに意識が向いていないからです。その分、意識は自分に向いています。

「自分がこうしたい、自分はこう考えている、自分はこんな気持ちだ」といったように、自分のことで頭がいっぱいになっていて、他のことに気を配る余裕が無くなっているのです。

(3)直感で行動する

いろいろ深く考えるより、直感的にパッとひらめいたことを発言したり行動したりします。そのため、単純に物事を捉えてしまうことが多く、複雑で微妙な背景や事情を理解できない傾向が強いです。

単純に表面だけを見ているのですから、空気や行間が読めないのは仕方がないことかもしれません

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