不器用な人の心理や特徴。器用に生きるための3つのコツ
不器用であることのメリット・デメリット
ここまで、「不器用」の悪い面ばかりに触れてきましたが、何事も役に立つ時と問題となる時の2つの側面が必ずあります。
例えば、「優柔不断」は決断できないというデメリットもあれば、慎重に考えて間違いを犯しにくいというメリットもあるのです。
では、不器用であることには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット
(1)仕事を正確にこなす
不器用さは、臨機応変な対応が苦手な反面、決まった手順を正確になぞる作業においては力を発揮します。
経理や事務処理など、きっちりルールを守らなければならない作業、同じことを正しく繰り返す必要のある作業などでは、不器用さがかえってプラス面に働くことが多いものです。
(2)細部への徹底的なこだわり
不器用な人は、全体を総合的に俯瞰して見るのは苦手ですが、その分細部にこだわる意識や、細かい作業を持続できる高い集中力を持つ人が多いです。
その資質は、研究やプログラミングなどには打って付けで、対人関係でいろいろ気を使いながら仕事をするよりも、高いパフォーマンスを発揮することでしょう。
デメリット
(1)コミュニケーションがうまく取れない
人間的には決して悪い人ではないのですが、対人関係の不器用さは、同じチームメンバーの足を引っ張ることになりがちです。
周りとのコミュニケーションがうまく取れないことで、仕事がスムーズに進まない原因をつくったり、トラブルを呼び寄せたりと、周りをイライラさせ余計な仕事を増やしてしまうことがデメリットの一つとなり得ます。
(2)人間関係がうまくいかない
不器用さゆえに、一緒に働くメンバーから疎んじられたり、チームの輪にうまく入れず孤独を感じたりするケースもあります。
自分なりに一生懸命やっても、かえって空回りして、周りから批判されてつらい思いをすることも少なくありません。