不器用な人の心理や特徴。器用に生きるための3つのコツ
仕事や人付き合いで、自分の不器用さを実感している人は多いはず。器用になれたら、もっとラクに生きていけそうなのに……。そんな人に向けて、心理カウンセラーの笹氣健治さんが器用になるコツを紹介してくれます。
対人関係において、うまく立ち回って物事をスムーズに進める器用な人がいる一方で、なぜかよく問題を起こして周りに迷惑をかける不器用な人がいます。
器用な人と不器用な人は、一体どこが違うのでしょうか? 「私不器用かも……」と思う人が、少しでもラクに生きていけるようになるにはどうすればいいか、一緒に考えてみたいと思います。
「不器用だよね」ってどういう意味?
対人関係に対して不器用さを感じる人は多いですが、具体的に「不器用」とはどういう意味なのかを解説します。
対人関係が不器用の意味
対人関係は、そもそも誰にとっても難しいものです。人それぞれ異なる考え方を持っていて、その人なりの事情や思惑があるのですから、対人関係でこじれてしまう時があるのは、どうしても仕方がないことなのです。
それでも器用な人は、うまくコミュニケーションを取って、波風を立てず円滑に物事を進められるのですが、中には毎回のようにトラブルを起こしてしまう不器用な人もいます。一言多かったり、逆に言葉が足りなかったりして、無用な揉め事を作り出してしまうのです。
つまり、対人関係が不器用とは、「コミュニケーションがうまく取れないことで、さまざまな問題を引き起こしてしまうこと」だといえるでしょう。
対人関係が不器用な人と器用な人の違いとは
対人関係が器用な人と不器用な人の違いは、コミュニケーションにハッキリ表れます。
不器用な人は、皆があえて触れない話題をポロッと口に出してしまい、場の空気を凍らせてしまうことがあります。
一方、器用な人は自分の発言によって地雷を踏むことはあまりありません。本音と建前をうまく使い分けることができて、世渡り上手なところがあります。
例えば、仕事で後輩に指摘する場合、器用な人は後輩の成長を思って指摘していることが伝わる工夫ができます。しかし、不器用な人は、相手の気持ちまで深く考えることができないので、伝えたいことをありのままに伝えてしまうのです。
これはほんの一例ですが、まとめると、器用な人は何をするにしても周りや先を見て行動するのに対し、不器用な人は周りが見えていないために、いろいろと要らぬ問題を起こしてしまいます。この点において、大きな違いがあるといえるでしょう。