仕事が終わらない、泣きそう。終わらない原因と2つの主な対処法
ケース別・終わらない仕事の対処法
ここまで仕事を終わらせる根本的な考え方を紹介してきましたが、最後にケース別の対処法も紹介しておきましょう。
絶望しそうなほどに辛い場面へ直面した時、きっと役立つはずです。焦りを抱くかもしれませんが、冷静に対処すればきっと大丈夫です。
(1)残業するなと言われた場合
目の前には山ほどの仕事。しかし、上司からは「残業するな。本来時間内で終わるはずの仕事だ」と言われたら……。どうしていいか分からなくなって当然です。
まずは、上司の言うことが客観的事実なのかを検証しましょう。やり方は簡単です。
今あなたが割り振られた作業が、それぞれどのくらいの時間を要するか計算します。そして、定時内に終わるものなのかを検証するのです。時間をかけすぎているかどうかの客観的事実も必要なので、同じ・似た作業をしている人にも所要時間を訪ねて相対比較しておきましょう。
他者と比較して周りも同じ状況なら、全員で改善のために声を上げるべきです。
あなただけ時間がかかっている状況なら、きっとそこには必要のない手順が含まれています。丁寧さの緩急が必要だったり、無駄な作業が含まれていたりするかもしれません。
その場合は、残業をせずに仕事を終えている人にやり方を相談してみましょう。
そこまでの手順を踏んでも、定時時間内に終わることができないなら、上司への作業変更・異動の相談を検討するフェーズです。キャパは人それぞれであるため、「残業時間内に終わらない自分」を自省することはあっても、責める必要はありません。
(2)ストレスや不安に耐えられない場合
あなたが絶対に守らなくてはいけないものがあります。それは、心です。
心の健康よりも大切なものはありません。ストレスや不安に押しつぶされそうで、夜も眠れない。そんな状況が好ましいとは言えませんよね。
どうしても耐えられない、相談して結論が出るまでの時間を待っていられない、という時はカウンセラーなど専門機関を頼った方がいいかもしれません。既に「何が正しいか」を自己判断できない状況にあることだって考えられます。
(3)帰る・開き直るはOK?
結論、「“勝手に”帰る」はNG、「開き直る」はOKだと思います。
終らないからと言って勝手に帰るのではなく、まず相談しましょう。それがチームの一員としての責任です。
それでも「環境を変えてもらえない」「自分の心が壊れそうになる」と判断したら、開き直ってOKでしょう。開き直った結果、「どうしてもできない」と訴えるも良し、異動の相談をするも良し。次の活路が見える可能性もあります。
「仕事が終わらない」つらい日々から脱するために
仕事が忙し過ぎて、仕事か寝るか的に自分の時間が削られると人は病みます。
職場に行けなくなる、発作的に会社を辞めてしまうなどの避けるべき行動に出てしまわないように、休みを取るなどした方が良いです。
ここまで確認してきたように、「仕事が終わらない」のは環境要因、自己要因の双方あります。過剰に自己責任で不安や焦燥感をため込まないのが一番大事です。
環境を変える、自分の効率性を上げる。双方から自分が取るべき手段を判断しましょう。
(ぱぴこ)
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※この記事は2020年06月09日に公開されたものです