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自粛中の芸能スキャンダルに見る「男性の本性」の見極め方 #生きていけ、私

生きていけ、私

仁科友里

女性がタフに明るく生き抜いていくために、世の中の出来事をどう見たらいいのか。ライターの仁科友里さんが贈るコラム連載「生きていけ、私」。

こんにちは、ライターの仁科友里です。

安倍首相が2020年4月7日に緊急事態宣言を発令し、政府の提唱する「人との接触を8割減」を守って外出自粛してきた人が多いと思います。

しかし、中にはどうしても自粛したくない人もいたようです。

「自粛期間中に遊ぶ」男性芸能人の報道

「女遊び」16

例えば、『スポーツニッポン』によると、俳優・石田純一は4月5日、要不急の外出禁止を求める小池百合子都知事の提案を無視して、北関東のゴルフ場でゴルフをし、その後女性を交えての食事会に参加しています。この会の参加者からコロナ感染者が出たそうですから、もしかしたら、この時に石田も感染してしまったのかもしれません。

4月8日に沖縄県の玉城デニー知事が、来県自粛を呼びかけますが、所属事務所によると、石田は自身が経営する飲食店を視察するため、4月10日に沖縄を訪問します。飲食店で打ち合わせをした後、翌日にゴルフをしますが、体調が悪化。東京に帰って病院で検査をしたら、新型コロナウイルスに感染していることが分かったそうです。

また沖縄には、俳優・山田孝之とその家族、新田真剣佑とモデル・丹羽仁希がお忍びで旅行していたことを、『文春オンライン』が報じています。山田は4月に『FRIDAY』でも、高級寿司店で女性と食事会をする予定でしたが、キャンセルされて男性だけで食事をしたと報道されています。

この他にも、『週刊文春』によると、NEWS・手越祐也はお気に入りの女性を飲食店に集めて、“キャバクラ手越”を開催していたそうです。所属事務所は謝罪コメントを発表、手越は、レギュラーを務めるラジオ番組を「体調不良」で欠席します。さらに『文春オンライン』によると、手越はその3日後にラウンジでも女性と泥酔していたそうです。

「ルールを守らない男性」の共通点

さて、皆さんはこういう男性をどう思いますか?

日本の緊急事態宣言は、諸外国と違って、法的な強制力はありません。ですから、上記の3人のしていることは褒められたことではありませんが、かといって刑事罰の対象ではありません。どう受け止めるか、こちら側の問題になってきます。

ルールを守れないと信用できないという人もいるでしょうし、いくら自粛期間と言えど、多少の息抜きは必要だと思う人もいるでしょう。それは個人の感覚に任せられるわけですが、上記の「ルールを守らない男性」の共通点をご存じでしょうか。

それは、“女性とのスキャンダル”が報道されているということです。

石田純一は、現在3回目の結婚ですが、2回目に女優・松原千明と結婚している際、モデル・長谷川理恵との不倫を報じられました。ワイドショーに突撃されて、石田の発言をつなぎあわせて生まれたのが「不倫は文化」という迷言です。

山田孝之は、2006年にモデルの女性との間に“隠し子”がいることを、スポーツ紙に報じられたことがあります。旅行に一緒に行った新田真剣佑も、2016年『フライデー』にてロサンゼルスに隠し子がいると報道されました。

また手越はスキャンダル続きで、アイドルとの泥酔キス事件を始め、数多くの女性芸能人との噂を報じられている超肉食系男子として有名です。2018年には未成年を含む男女でダーツパーティーを開いていたとされています。

女性スキャンダルをどう受け止めるかについても、いろいろな意見があるでしょうが、やはり、だらしがない人という印象は免れません。ルールを守れない人は、その他の問題も起こす可能性があるということではないでしょうか。

もう一つ見るべきは「ルールを守らない男性」への態度

もう一つ、皆さんに考えてほしいのは、こういう「ルール違反」をしている男性に対して、当事者でない男性がどういう態度を取るかです。

例えば、『バイキング』のMC・坂上忍は石田純一に対して「この時期に沖縄往復しちゃったのは……」「仲間内だからって、安易に守れない」と、沖縄訪問がよろしくないというスタンスのコメントをしています。

しかし、山田孝之らの沖縄行きに関しては、「あれは確信犯な気がする」「いろんな考えがあっていいわけですから」となぜか擁護するようなコメントをしています。

山田孝之は出演した『全裸監督』が大好評で、旬の俳優です。売れている俳優や所属する大手事務所に配慮したかのようなコメントをするのは、オトナとしては仕方のない部分があるのかもしれません。

しかし、あまりにも露骨に長いものに巻かれる人は、弱い立場の人を踏み付けることに痛痒を感じない人と言えるのではないでしょうか?

女性は妊娠や出産で体調が思わしくないこともあるでしょうし、社会の環境が整わず、いろんな事情で働けなくなり、経済的に弱い立場に置かれることもあります。

決め付けてはいけませんが、自分が経済的・肉体的に弱い立場に陥った時に、こういう人が“手のひら返し”をしてくる可能性が絶対にないとは言い切れないのではないでしょうか。

上記の週刊誌に報じられた芸能人はいずれも人気者です。立場が強いからこそ、何でも許されると思って、ズレた行動を取っていたかもしれません。

ヤバい行動であることは間違いありませんが、「立場の強い人と弱い人に対して態度を変えすぎないか」も、男性を見る時の一つの判断ポイントなのかもしれません。

(仁科友里)

※画像はイメージです

※この記事は2020年05月28日に公開されたものです

仁科友里 (コラムニスト)

1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。OL生活を綴ったブログが注目を集め、2006年に『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む女性たちの相談にも答えている。
Twitterアカウント @_nishinayuri

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