優しくも頼もしい存在に。「デキる先輩」に近づくコスメ
好きな人に想いを伝えるとき。仕事の大事なプレゼンのとき。このコスメでメイクをすれば、少しだけ運命が変わるかもしれない。美容ライターの前田紀至子さんが、働く女性たちの背中を押してあげるデパートコスメを、毎回異なるテーマでご紹介。
あらゆる想いが渦巻く場所、それがデパートのコスメフロア。
「この後のデートのために」「仕事を頑張った自分へのご褒美」「たまったストレスを発散したい」
その場所にいる全ての人に共通しているのは、きれいになりたいという気持ち。背中を押してくれたり、奮い立たせてくれたり。
いつものポーチやコスメボックスに加えることで、少しだけ運命が変わるようなコスメをテーマに合わせて紹介していきます。
この春、「理想の先輩」像を目指すなら
もうすぐ訪れる新しい季節、春。このタイミングで新しい後輩や指導すべき新人が増えるという人も少なくないはず。
そこで今回フィーチャーするのは、「デキる先輩」に一歩近づけそうなコスメ。優しくも頼もしい存在を目指しながら、キリリと凛々しい気持ちになれそうなアイテムです。
フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション/ローラ メルシエ
たとえ先輩・後輩の間柄であろうとも、こと同性同士となると、ついついメイクに目が行ってしまうもの。中でも肌のコンディションに関しては否が応でも注目してしまいがち。
それゆえに自分よりも何倍も働き、修羅場を乗り越えているであろう先輩が、睡眠不足やストレスと無縁そうな健やかな肌をしていたなら、きっと一目置かずにはいられない。ここは一つ、それを目指したいもの。
目指すのは「理想の先輩」像。
塗りすぎ感は皆無でありながら、カバー力は文句なし。更に、みずみずしいツヤ感と、頼りになりそうな安定感を得られる。何よりも抜群に今っぽいおしゃれな雰囲気。
そんな肌感を作れるファンデーションならば、ローラ メルシエから今春発売されたばかりのフローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッションが一押し。
このファンデーションがオフィスに向いている理由。それは室内のパキッと明るい蛍光灯をはじめ、仕事中のどんな環境でも、つるんとした滑らかなツヤ肌見せをキープできるから。
特に厚塗りしている気配はないのに、肌悩みは徹底的にカバー。更に乾燥しがちなオフィスでもうれしい保湿効果も兼ね備えた、まさに忙しく働く日々の救世主といえそう。
隙を見せることなく、先輩としての頼もしさや余裕を感じさせたいなら、ぜひこのファンデーションを。
イルミネーティング マイクロS セラム/資生堂
一目置かれる肌の美しさ。そればかりはどうしてもベースメイクアイテムだけでは作れない。良くも悪くも常日ごろのスキンケアは確実に結果として肌に表れるのだ、まるで日々こなす仕事と同じように。
それだけに、手入れの行き届いたトラブルの気配が一切感じられない澄み渡った肌は何よりも説得力があるように思う。
そういった点でもスキンケアのルーティンに加えておきたいのは、資生堂のイルミネーティング マイクロS セラム。
このアイテムの鍵となるのは、資生堂が26年かけて開発したという美白有効成分。そしてシミの発生源周りから肌を整えて、効率よく美白を目指せるアプローチ。忙しくても、この美容液を取り入れれば、美白と同時に乾燥による小ジワまでも目立たなくし、全方位から潤いがあふれる肌へと導けるはず。
忙しい人ほどスキンケアに力を入れたい理由がもう一つ。朝晩、化粧水の後にディスペンサー2回分の美容液を両手で包み込むようにしてなじませることで、肌と共に気持ちにも余裕が生まれて、日々の忙しさからのリトリートにもなる。
資生堂らしいグリーンフローラルの香りが後押しして、肌も心もほっとほぐれる。そういうのもまたきっと、スキンケアの効用なのだ。
先輩として頑張ることは、時としてプレッシャーやストレスに苛まれるかもしれない。だけれど、そんな時こそコスメに逃避するのだって悪くない。
もしも気になったなら、ぜひ一度デパートに赴いて、カウンターで試してみて。
(文・撮影:前田紀至子)
※この記事は2020年03月22日に公開されたものです