しゅわしゅわな心地良さ。夏の疲れを癒やす炭酸美容コスメ
好きな人に想いを伝えるとき。仕事の大事なプレゼンのとき。このコスメでメイクをすれば、少しだけ運命が変わるかもしれない。美容ライターの前田紀至子さんが、働く女性たちの背中を押してあげるデパートコスメを、毎回異なるテーマでご紹介。
落ち込んだ時、うれしい時。楽しい時に悲しい時。
気持ちを後押ししてくれたり、支えてくれたり、盛り上げてくれるコスメは私たちにとって少なからず頼りになる、愛おしい存在。
この連載では、いつものポーチやコスメボックスに加えることで、少しだけ運命が変わるようなコスメをテーマに合わせて紹介していきます。
炭酸美容で、残暑のスキンケアを心地良く
今回は、まだまだ暑い日が続く残暑のスキンケアにぴったりな炭酸美容をチェック。
マイナビウーマン2020夏の美容特集「自分の機嫌をとる美容 -自己中美容-」に絡めて、仕事などで疲れた時に自分の気分を上げてくれる炭酸スキンケアコスメを紹介します。
素早くスキンケアが完了しつつも、肌はつやつや、感触もすっきり快適! と、今の時期におあつらえ向きなアイテムです。
セラム ワン/エスト
効果が実感できるスピード感と、お手軽さ、それに加えてしゅわしゅわと思わず楽しくなるようなテクスチャーで近年人気の「炭酸美容」ですが、私も例外なくとりこになっている一人。
あらゆる炭酸美容アイテムを試した結果、洗い流すフェイスパックも良いのだけれど、これ一本でスキンケアが(ほぼ)完了するような美容液は、最強に愛せる存在だとしみじみ実感しています。
中でも、花王 エストのセラム ワンは、そもそも“土台美容液”の呼び名でおなじみの大ヒットアイテム「SOFINA iP ベースケア セラム」で培った炭酸美容液の技術をうんとスペシャルにしたというような位置付けなのか、使う度に花王の技術力に惚れ惚れするばかり。
至極スムースに肌の奥に吸い込まれていくのを感じるやいなや、「あれ? 何だか今日の私、なかなか良い感じじゃない?」なんて思えてしまう、いわゆる「作画が良くなる系」のアイテム。
それでいてビジュアルのみならず、肌の柔らかさまでも文句のない仕上がり、質感だって言うことなし。そう、全方位無敵で欠点が思い浮かばないのがこの美容液のすごいところ。
楽にスキンケアを終えたいけれど、コンディションだって完璧にしたい。そんな欲張りな願望をかなえてくれるスキンケアアイテムの最適解が、セラム ワンなのではないでしょうか。
ブライト サーキュレーター ミルク/ドゥーオーガニック
強いて炭酸美容のネックを挙げるとすると、どうしても「それなり」の価格になるところ。
まずはできるだけカジュアルな価格で炭酸美容にチャレンジしたい! という場合は、ドゥーオーガニックの泡状乳液、ブライト サーキュレーター ミルクが一推し。
6,000円代という比較的購入しやすい価格帯にもかかわらず、まるでホイップクリームのようなきめ細かな泡の心地良さはピカイチ。
それでいて、肌に塗布することで、たっぷりと睡眠を取ったようなハリや透明感に加えて、思わず触れたくなるようなふんわりとした柔らかさまでも実感できる全方位無敵感。
さっと塗るだけなのに、まるで丹念にマッサージしたかのようなすっきり感もまた炭酸美容の魅力。それもこれも炭酸を閉じ込めた泡が、とろけながら角層まで浸透して肌に密着し、キメの一つ一つまでを成分で満たすことができるという特性ゆえ。
さらに世界最大のオーガニック認証「エコサート」を取得しているのも、ドゥーオーガニックの頼もしさ。
オーガニックと炭酸の力を兼ね備えている実力派。化粧水の後はこの泡状乳液の気持ち良さにうっとりしながら、スピーディーにスキンケアを完了させるのも、今の季節大アリではないでしょうか。
私はお風呂でシートマスクをした後、そのままこのブライト サーキュレーター ミルクで仕上げるという日も少なくありません。
簡単でありながらも肌のコンディションを高めに安定させてくれるうれしいスキンケア、これぞ炭酸美容の醍醐味といえるのかも。
暑い日は「自分を癒やす」ための美容を
しゅわしゅわと楽しくなるようなテクスチャー。そして、その気軽さからは考えられないほどの満足感。
今年の猛暑の紫外線疲れで肌のターンオーバーが滞りがちな人や、暑くてスキンケアに身が入らないという人に、ぜひ試してみてほしいアイテムたちです。
(文・撮影:前田紀至子)
※この記事は2020年08月30日に公開されたものです