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「つまらない人生」を変える5つの魔法

マドカ・ジャスミン

つまらないと感じる本当の理由

わたしが「つまらない」とボヤきだすタイミングは、大体仕事が切羽詰まっている時期。偶然にも、今がまさにそれ。納品日が重なってしまい、低気圧やらのせいでやる気も起きない。出来ることならば、ずっと寝ていたい。

こうなると、悪循環が始まる。パートナーへの八つ当たりも増える。そして、自己嫌悪に陥り、自分の生き方さえも否定しだす。

「つまらない」の裏にある本心は?

起因は「仕事をしたくない」だが、この悪循環を唯一抜け出せる方法は「仕事を終える」だから、なんとも滑稽だ。自分でも不思議に思う。

言ってしまえば、たかが「仕事をしたくない」だけで人生までをも自己否定するなんて、話の飛躍にもほどがある。平常時に考えてみれば、ただただ謎。で、自分なりにそれについて分析してみた。

つまらないとは思考の逃避行である

わたしは「仕事をしたくない」人間ではない。むしろ、わたしの人生とは仕事があってのものだとさえ思っているくらい、ワーカーホリックの素質がある。

一度始めてしまえばガガガッとやり、月末に振り込まれた銀行口座の数字を見るのがこの上なく至高だ。でも、あまりにも一気に納品日が重なり、タイトスケジュールで進行しなければいけないとなれば話が変わってくる。

「書きたくない、書かなきゃいけない、書かなきゃ報酬が発生しない、お金が使えない」

頭の中でそんな思考がふつふつと沸き立ち、煮えたぎり、その末の爆発こそが「つまらない」なのだ。つまり、簡単に言ってしまえば、「つまらない」は「思考の逃避行」。

今ある有難い現実を否定し、もしもの現実を想像し、今を蔑む。時には憎む。なんて、愚考なんだ! でも、愚考だけに留まっているならば、それはまだマシ。その愚考に支配された果てにあるのが、きっとうつや自殺なのだから。

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