ポジティブ思考になる方法とは? ネガティブ思考への対処法も紹介
ポジティブ思考でいることのメリット
ポジティブでいることによって、私たちには以下の3つの効果があります。
(1)健康でいられる
ここでいう「健康」とは身体だけでなく心も含めての健康です。
物事を良くない方向にばかり考えていると、次第に人生が虚しく感じられるようになり、メンタルの疾患につながることもあります。
また、悩んだりする時間が続くと睡眠不足になりやすく、そこから身体に不調が出ることもあります。健康であるためにポジティブ思考はとても大切なのです。
(2)人生が充実する
前述したように、ポジティブ思考は物事を次に進める原動力になります。失敗してもそれを前向きに捉えて次につなげることができれば、失敗も意味がある経験となるからです。
経験値を積むとさまざまなことに「もっと知りたい」という知識欲がわき、さらなる行動力となります。
知りたいことがたくさんあるということは、人生にわくわくすることがたくさんあるということ。わくわくした日常は人生を充実させてくれます。
(3)自己実現が可能になる
(1)のとおり、ポジティブ思考を身につけると心身が健康でいられます。
健康であれば行動する力がわいてきますので、さまざまなことに対する経験値が高くなります。そして、行動力があり経験豊富な人の周りには人が集まり、当人の承認欲求が満たされます。
マズローの5段階欲求のとおり、承認欲求が満たされることは、その上の自己実現欲求を満たすエネルギー源となります。
詳しくはこちら:心理学の「自己実現」とは? 自己実現欲求を満たす6つの手順
ネガティブ思考になった時の対処法
ポジティブ思考が良いことはわかっているものの、人間ネガティブな感情もあって当たり前です。そんな感情が生まれた時の対処法は3つです。
(1)どうすれば次に活かせるかを考えてみる
例えばミスをして上司に怒られたら、誰でも凹みますよね。しかし、落ち込みと自責で終わらせず、怒られた経験を次に活かす方法を考えてみましょう。
指摘されたことを紙に書き、いつも目につくところに貼る、独断せず報連相を徹底する、などミスを繰り返さない方法まで考えてみるのです。
(2)別の見方で考えてみる
英語を話せるようになりたくて通い始めた英会話教室に3カ月で行かなくなった。これはネガティブに考えたら「飽きっぽい性格」ということで自責感情につながります。
しかし、見方を変えると「切り替えが早い」「自分の感情に素直」と捉えることもできます。
自分に都合よく考えることに、過度に罪悪感を覚える必要はありません。自分に優しい捉え方ができないかを考えてみましょう。
(3)身体を動かす
考え事をしている時は左脳だけが活発に動いていますが、ストレスを溜めないためには右脳と左脳はバランスよく使うことが大切です。
運動や作業をする時には右脳を使いますので、この脳の特性を理解して左右の脳をバランスよく使いストレスを溜めないようにしましょう。
▶次のページでは、ポジティブ思考になるための5つの習慣を紹介します。