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モラルハラスメントとは? 職場・彼氏・夫婦間の事例と対処法

正木裕美(弁護士)

被害に遭わないための対策とは?

モラハラ度合いにもよりますが、モラハラ気質は長い時間培われた心の病気ともいわれ、簡単に治るものではないとされています。

ひとりで全部解決しようとしないこと

仮に、相手がとても軽度のモラハラ気質だとしたら「それはモラハラだ」と直接指摘するのも打開策としてありえます。が、そのような指摘で相手の正当化・責任転嫁スイッチがONされ、事態が悪化しかねませんし、被害者は精神的に追い込まれる危険性もあります。

したがって、まずは誰かに相談することが大切です。加害者も被害者もひとりで全部解決しようと抱え込むのはNGです。

そして、モラハラによって自身の心が潰されてしまわないよう、相手と距離を取って被害を受けにくくすることです。また、萎縮した言動はモラハラをエスカレートさせるので毅然とした態度をとることや受け流す術を持つことも大切です。

日常に潜む「モラハラ」との向き合い方

モラハラは、あらゆる場所で起こりやすいハラスメントです。

自分は冗談やいじりのつもりでも、実は相手に深い心の傷を与える違法なモラハラを、自身が相手にしてしまっている可能性だってゼロではありません。

ハラスメントと呼ぶと軽く聞こえがちですが、最悪相手の生命をも脅かす深刻な問題で、損害賠償請求に発展したり、刑事事件として立件に至ったりする可能性もあります。

被害者にも加害者にもならないよう、自分の言動を冷静に振り返ってみましょう。モラハラ被害で苦しんでいる方も、自身がモラハラ気質だと思った方も、自分や周りの人を幸せにするため、カウンセリングなどを受けてみるのもよいのではないでしょうか。

(正木裕美)

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※画像はイメージです

※この記事は2020年02月25日に公開されたものです

正木裕美(弁護士)

アディーレ法律事務所(愛知県弁護士会所属)。

男女トラブルをはじめ、ストーカー被害や薬物問題、ネット犯罪などの刑事事件、労働トラブルなどを得意分野として多く扱う。

「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」(TBS系)、「ドデスカ!」(メーテレ)、「スイッチ」(東海テレビ)のレギュラーコメンテーターをはじめ、多数のメディア・番組に出演中。主な著書に『女性のためのトラブル解決 愛とお金と人生の法律相談』(プレジデントムック)。

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