生理中にセックスしたらダメ? 妊娠しないって本当? 想定されるリスクとは
生理中なのに、そういう雰囲気になることだってありますよね。
もしかしたら、「生理中なら妊娠しないからコンドームなしで!」なんて彼氏に迫られて、許してしまったことがある人もいるかもしれません。
でも、そもそも「生理中のセックスでは妊娠しない」って本当なのでしょうか?
生理中のセックスでも妊娠する
女性が最も妊娠しやすいのは、排卵⽇の2日前から排卵日までの間。だからといって「生理中ならセックスしても妊娠しない」というのは間違いです。
妊娠を望まないのであれば、生理中でもなんらかの避妊は必要です。その理由を詳しくみていきましょう。

産婦人科医が生理中に性欲が強くなる理由とセックスにおけるリスクについて解説します。
「排卵期出血」を「生理」と勘違いしている場合がある
実は、排卵日の数日前から、少量の出血が起きることがあります。これは「排卵期出血」や「中間期出血」と呼ばれるもので、生理の出血とは異なります。
排卵期に一時的にエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減少することなどが原因で起こり、多くの場合、病的なものではありません。
この場合、出血から数日以内に排卵するので、出血したタイミングでセックスすれば妊娠する可能性があります。
排卵期出血は少量で生理と違ってすぐに治まることが多いものですが、前回の生理がいつ来たか覚えていなかったり、普段から生理周期が乱れたりしがちな人では生理と勘違いする可能性も。
「出血=生理ではない場合もある」ことは、覚えておきましょう。
精子が生き残っているうちに排卵する可能性がある
排卵された卵子の寿命は約24時間とされていますが、精子は性交後約3日間~最大5日間、女性の体内で生存可能といわれています[*1]。
つまり、生理の終わりごろにセックスをして、精子が生きているうちに排卵が起きれば妊娠する可能性はあるのです。
特に生理の終りかけの時期のセックスでは「十分妊娠する可能性がある」ことを忘れずに。コンドームをつけるなどの避妊はマストです。

安全日と危険日とはいつでしょう? また、生理前や生理中は避妊しなくてもいいという噂は本当でしょうか? そもそも確実に妊娠しない「安全日」って本当にあるのでしょうか?