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結婚式に行きたくない! 理由や断り方・注意点を解説

ヨダエリ(コラムニスト)

お金の問題や独身コンプレックスで惨めなど、結婚式に行きたくないと思う時はあるもの。では、友達や同僚を傷つけない断り方とは? コラムニストのヨダエリさんが行きたくない結婚式を断る「自然な理由」を解説します。

友達の結婚式に誘われた。……けど、行きたくない。

皆さんは、そう思った経験、ありますか?

「あるある!」という人、結構多いのではないでしょうか。ぶっちゃけ、私もあります(笑)。

その経験も踏まえた上で、行くべきか、行かざるべきか、行かないときはどうやって断るか、そもそも断るべきなのか、 私なりの考えを綴っていきたいと思います!

行きたくない結婚式は欠席してもいい?

理由はいろいろあると思いますが、行こうと思えば行けるけど行きたくない、でもその理由を相手には言えない……というときが、一番悩ましいかもしれません。

でも、この悩ましさには意味がある、と私は思っています。なぜなら、自分と相手の関係性を見直すきっかけになるから。その友達が本当に大切なら、そもそも行きたくないとは思わないはずだからです。

「行きたくない」は関係を見直すタイミング

いや、大切な友達だったはずなんだけど、祝う気になれなくて……という場合は、相手との関係性を見直すときが来た、ということだと思います。

たぶん、自分の中で掘り下げるべきこと、もしくは友達と話し合うべきことがあるのです。

話し合いをする気になれない場合は、頑張って維持したいと思えるほどの関係ではないのかも。いや、維持したいよ! と思うのであれば、何が引っかかっているかを掘り下げ、友達に伝えたいことや聞きたいことがあるなら、向き合うべきだと思います。

笑顔で祝えるなら「行く」

人それぞれ判断基準はあると思いますが、私の考えはこうです。当日、笑顔で友達を祝えると思うなら行く。それはムリ! と思うなら行かない。笑顔にもなれない状態で参加するのは自分もつらいですし、周りもいい気持ちがしません。

ある結婚式で、新婦の女友達3人が、険しい目つきで新婦を見ているのを目撃し、驚いたことがあります。皆が順番に新郎新婦の席までお祝いの言葉を伝えに行くときも、彼女たちは席に座ったままでした。

新婦は大学の理系学科卒でオタサーの姫的な存在だった、とはチラリと聞いていました。また新郎の女友達が「この前、奥さんになる人(つまり新婦)を紹介してもらったけど私嫌われたと思う(苦笑)」とも言っていたので、同性と友情を育むのが苦手なタイプかも、と思ったりもしました。

ただ、新婦に原因があっても、そんな険しい表情になるくらいなら欠席したほうがいいと思います。誰も幸せにならないので。

結婚式に行くメリットは大いにある

逆に、笑顔で過ごせるなら、行く意義は大いにあります。

私は同じテーブルになった新郎の友人男性(独身)の感じが良かったので、婚活中の女友達に紹介できないかな、と思ったりもしました。もちろん男性本人が「あそこに座ってる女性、いいな」と思うこともありますよね。

結婚式はある程度近しい間柄の人が集まっているので紹介もしやすく、思わぬ縁に繋がることもあります。

参加して刺激を受けることもありますよね。「あぁ、結婚っていいな」と思ったり、スピーチの言葉に感銘を受けたり。逆にひどいスピーチを聞いて「これはない」と反面教師にしたり。人としてどうありたいかに気づく機会になると思います。

結婚式に行きたくない理由

友達の結婚式に行きたくない。そう思う理由としては、以下などがあると思います。

・金欠でご祝儀を出せない
・そこまで親しくない
・自分は未婚なので、結婚する友達に嫉妬してしまう
・なんらかの理由から新婦や新郎に腹を立てている
・心身の調子が良くない
・コロナやインフルエンザなどの感染症が不安
・子どもや家族の面倒を見なければならない

理由1:ご祝儀や準備などの出費が痛いから

「金欠」などは男女問わずよくある話。特に、近い日程で複数の結婚式に招待されるとご祝儀だけでも結構な出費になりますよね。

また結婚式となると、新しいドレスを買ったりヘアメイクを頼んだりと、準備段階から何かとお金がかかります。「その月は別の結婚式に出席する予定がある」といった場合は、断りたくなってしまうのも仕方ないかもしれません。

理由2:単なる人数合わせだと感じるから

「そこまで親しくない」も、よくある理由。「相手は本気で来てほしいわけじゃなくて、一応誘ったからねと義理を果たしたいだけでは」と、私の友人は言っていました。なるほど。

また、「単なる人数合わせだろうな」と感じるような距離感の友達なら、結婚式に行くのがめんどくさいと感じてしまいます。

理由3:他に知り合いがおらず、1人参加だから

新郎新婦とは仲が良いけれど、他に共通の知り合いがおらず1人参加になってしまう場合も少し悩んでしまいますよね。

行っても楽しめないかも、新郎新婦や他のゲストに気を使わせるかも……と悩むぐらいなら、行かない方がいいと感じることもあるかもしれません。

理由4:独身コンプレックスで惨めになるから

「結婚する友達に嫉妬」は、自分の恋愛や婚活がうまくいかず悩んでいるときに陥りがちな心情かもしれません。

主役である新郎新婦を全力でお祝いしなければ……と笑顔をつくる一方で、「自分にはこんな経験をする日が来るのだろうか」と惨めな気持ちになった経験、誰にでもあるのでは?

理由5:新郎新婦に腹を立てている

「友達に腹を立てている」には、いろんなケースがあると思います。たとえば、元彼と復縁したいことを友達に相談していたのに、その友達と元彼がくっついてまさかの結婚、とか。

そこまでエモーショナルな状況ではなくとも、何かしら引っかかっていることがあって素直に祝う気になれない、というケースはあるでしょう。

理由6:心身の調子が良くない

「心身の調子が良くない」は、転職活動中で気持ちが鬱屈しているとか、家庭の問題でゴタゴタがあるとか、自分自身がおめでたい場に出席できる状態ではない、というケース。

理由7:コロナなどの感染症が不安

令和ならではの理由としては、コロナやインフルエンザなどの感染症への不安から、人がたくさん集まる場所に行くのが怖いというもの。

特に妊娠中だったり病気の治療中だったりする場合は、「どうしよう」と不安になるのも無理はありません。

理由8:子どもの面倒を見なければいけないから

どうしても子どもや家族の面倒を自分が見なければならない時は、「行きたくない」というよりも「行けない」と感じるかもしれません。

預け先を探すのも手間が掛かるし、なるべく離れたくない……そんな状況ならなおさら、ほぼ1日都合をつけることを難しく感じます。

▶次のページでは、行きたくない結婚式の断り方を紹介します。

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