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まるで魔法。大好きな彼を魅了するリップオイルとファンデーション

#運命を変えるコスメ

前田紀至子

好きな人に想いを伝えるとき。仕事の大事なプレゼンのとき。このコスメでメイクをすれば、少しだけ運命が変わるかもしれない。美容ライターの前田紀至子さんが、働く女性たちの背中を押してあげるデパートコスメを、毎回異なるテーマでご紹介。

「このあとのデートのために」「仕事をがんばった自分へのご褒美」「たまったストレスを発散したい」

その場所にいるすべての人に共通しているのは、キレイになりたいという気持ち。背中を押してくれたり、奮い立たせてくれたり。

いつものポーチやコスメボックスに加えることで、少しだけ運命が変わるようなコスメをテーマに合わせて紹介していきたいと思います。

今回のコスメは、「大好きな彼をごく自然に魅了する、魔法のようなコスメ」。

大好きな彼を魅了する、魔法のようなコスメ

コンフォート リップオイル/クラランス

少しずつ下降する気温と、金木犀やひんやりと乾いた風の匂いに秋の気配を感じる今日この頃。

「こういう時期は人肌が恋しくなるって言うよね」なんて冗談まじりに話しながらも、笑い飛ばしきれないのは、誰もがきっと少なからず身に覚えがあるからなのかもしれない。

唇をごく当たり前のようにつややかに見せながら、魅惑的にプランプアップしてくれるコンフォート リップオイルは、いまやクラランスを代表するアイテム。

ひと塗りすれば完成する、うるおいも輝きも弾力感もすべて兼ね備えた口元は適度な抜け感も漂うから、あえて夜のデートにもぴったりな気がしている。

否が応でも無意識に視線がいってしまうようなリップオイル。そのからくりのひとつこそが、トリートメント効果を兼ね備えた植物由来のジュレオイル。

たとえばデートの最中に、もしも珍しくルージュを塗っていないことに彼が気づいたとしたら、唇のケアができるリップオイルなのよと意味ありげに話してみるのも楽しいかもしれない。それができるのも、このアイテムには、わざとらしさが皆無だからこそ。

今秋限定発売された、フランス発のブランド「ザ・クープルズ」とのコラボレーションアイテムのコンフォート リップオイルは、唇のpH値に反応して変化を見せ、さらに意味ありげにきらめくけれど、もちろん定番品も魅力十分。

自分の肌をよりいっそう引き立ててくれる一色を見つけて、ここぞ、というときに取り入れたい。

クリームファンデーション/rms beauty

唇とともに、常々しっかりとうるおっていたいのは、やっぱり肌。とあるメイクさんが「肌は人の景色」と言っていたけれど、まさにそう。

まるで何も塗っていないかのようにナチュラルなのに、毛穴や色ムラが存在しないなめらかでハリのある肌こそがとびきり美しい「景色」になると同時に、ドキッとさせるような印象も与えられるのではないだろうか。

先日rms beautyから発売されたばかりのクリームファンデーションは、保湿成分をたっぷり配合していることもあって、伸びの良いテクスチャーがまるで肌に溶け込んでいくかのように密着。

それでいて不思議とクマや毛穴、血管などは目立たなくなるものだから、ものの数秒で魔法のようにブランドが謳う「クリーン・ビューティー」が完成してしまう。

そしてこのファンデーションの最大の魅力は、ツヤと潤いを兼ね備えていながら、仕上がりは極上のセミマットであること。

これがだらしなさを徹底的に排除しながらも、まるでミツバチが花に吸い寄せられるようかのように心奪われずにはいられない「透明感を抱かせる絶妙なバランス」の秘訣なのだと思う。

さて、せっかくこれを使うならば、ハイライトやシェーディングでいろいろと塗り重ねてしまうのは野暮。明るく見せたいところには少しだけ明るいトーンのファンデーションを塗り分ける程度に抑えて、思わず頬を撫でられてしまうような、そんな肌作りを意識してみたいもの。

ヘルシーでクリーンな色香を求めている人には、ぜひ一度試してみてほしい一品。

たとえほんのわずかだとしても、運命を変えてくれる存在になるかもしれないコスメたち。もしも気になったなら、ぜひ一度デパートに赴いて、カウンターで試してみて。

(文・撮影:前田紀至子)

※この記事は2019年10月31日に公開されたものです

前田紀至子

新潮社『nicola』専属モデル、光文社『JJ』ライターを経て、美容やファッション、旅を中心にエッセイやコラムを寄稿。モットーは愉快な人生。

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