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メイクはおまじない。イラストで夢を届けるmeecoさんの場合 #コスメ垢の履歴書

#コスメアカの履歴書

ひらりさ

コスメを偏愛する「コスメオタク」が増えている。中でもTwitterの「コスメ垢」は、よりディープな情報発信の場として話題。この連載では、ライターひらりささんがいま気になるTwitterコスメ垢にインタビュー。彼女たちのおすすめアイテムや美容愛、さらには人生までをも覗き見ます。

同人サークル「劇団雌猫」所属の美容オタクライターひらりささんが、いま気になるTwitterコスメ垢の実態を探る連載「コスメ垢の履歴書」

今回は、季節に合ったメイクやディズニーのキャラクターをイメージしたコーデなど、世界観のあるメイク・ファッションをイラストで発信しているmeecoさん(@meecosme_)にインタビューしました。

イラスト制作の原点は、セーラームーン!

――meecoさんのTwitterは3万人以上、Instagramは17万人以上のフォロワー数ですが、アカウントをはじめたのはいつなんでしょうか。

Instagramは2018年9月で、Twitterは2018年12月なので、だいたい1年ほど前ですね。

――あっという間に人気アカウントに! IDが「meecosme」とcosmeが入っていますが、最初から今のようなメイク・ファッションのイラストを描くために開設したんですか?

そうなんです。仕事が落ち着いてきて、余力で絵を描ける時間を取れるようになって。「メイクやネイル、コーデの提案をしたら、自分も楽しく続けられそうだし、見てくださる人も多いんじゃないかな」と思って。

最初は絵柄がちょっと厚塗り系だったのですが、Instagramでよく見られているアカウントなどを研究したりして、今の少しあっさりめの絵柄に定着しつつあります。

イラスト自体は幼稚園のころから描いていました。お絵描き帳にクレヨンで、ず~っとセーラームーンを描いていた記憶があります。アニメや漫画も好きで、男兄弟がいたので、彼らが読んでいる『月刊コロコロコミック』を読んだり、そのうち『りぼん』の少女漫画にハマったり。

前まではあくまで趣味だったのですが、SNSのアカウントがきっかけで、いろいろなメディアや企業さんから声をかけていただくようになりました。今は会社を時短で勤務させていただきながら、週4~7くらいのペースでイラストの仕事をしています。

――化粧品メーカーさんとのお仕事から、お菓子モチーフワンピースのデザインまで、イラストを活かして幅広く活躍されていますよね。コスメはいつから好きだったのでしょうか?

習い事の発表会のたびにメイクをしてもらっていて、子どものころから馴染みがありました。

自分でちゃんとコスメを買うようになったのは、高校生ですね。メイク禁止の学校でしたが、みんなで隠れて『Seventeen』を読みながら試行錯誤してました。パルガントンのパウダーとか、セザンヌのクリア マスカラとか、まだ覚えてますね。

でも、高校からずっとコスメにハマってたというわけではなくて、イラストの発信をしていくなかでコスメをどんどん好きになっていった感じです。ちょっとずつ知識をたくわえています。

――好きなヘアメイクさんや、モデルさんなどはいるんですか?

ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさんのメイクが大好きです。「おフェロメイク」が出はじめたころとか、すごくかわいくって……衝撃を受けました。

チークのポッとした感じがすごくかわいくて、でも身近で。「自分でもやってみよう」と思える提案なんですよね。私もそう思ってもらえるようなイラストを描けるように心がけています。

――イラストのアイデアはどうやって考えてるんでしょう?

キャラクターや女優さんの写真を見て、これを再現するにはどうしたらいいかなと考えたり、自分で実際にメイクを試してみたりという感じですね。

お洋服だと、BEAMS、URBAN RESEARCH、ROPE’ PICNICが好きなので、そのあたりのブランドを取り入れたコーデが多いと思います。自分の理想も追いつつ、できるだけGUやWEGOなどプチプラも取り入れることを意識しています。

アイデアが思い浮かんだら数時間で描いてしまうことも多いです。長い時間かけちゃうと、逆にうまくいかないことが多くて。

――どれくらいの年齢の方にフォローされていますか?

20代が多いですね。「キャラクターコーデを実際に着てみました!」「着てテーマパークに行きました!」という声も届くので、とてもうれしいです。

メイクは「自分を切り替えるためのおまじない」

――幅広い服やコスメを取り上げているmeecoさんですが、ご自身が買うコスメの傾向はありますか?

「ほかにないラメ感」のように、そのアイテムならではの魅力がしっかりあるものに惹かれます。TOM FORD BEAUTYのアイ カラー クォード4A「ハネムーン」とか、ADDICTIONのアイシャドウ92番「マリアージュ」とか。

以前は「デパコスはハードルが高いし、自分で使うのはプチプラメインでいいかな……」を思っていましたが、ふと気になって、TOM FORD BEAUTYのアイ カラー クォードを買ったら、初めて見た粉の質感の美しさに感銘を受けて、そこから本格的にデパコスにも目覚めました。

――アイ カラー クォード! この連載でも何度も名前が上がっている名品です。

パーソナルカラー診断を受けて、自分が「イエローベース春」だと知ってから、ブラウン系コスメを集めるようになったんです。

それでアイ カラー クォードのハネムーンを買ったのですが、すっかり夢中になりました。繊細なニュアンスが表現できて、ラメも、ほかのアイシャドウでは見たことがないツヤで。完全に惚れ込んでます。

デパコスは、カウンターに行くとBAさんに怒られるかも……という恐れがあって(笑)、結局そんなには行ってないんですけど。

――じゃあドラッグストアによく行く感じですか?

そうですね。気軽に手にとって試せるドラッグストアで、プチプラアイテムを買うことが多いです。あとはコスメキッチンがお気に入り。すごくワクワクします!

――毎月買うコスメの量はどれくらいですか?

デパコスだと1アイテム分くらいですね。「これ買おうかなあ」って考えている時期が長くて、あれもこれもとはならないんです。

私自身まだまだメイク初心者で……ちゃんと使ってあげられなかったら、それはそれでかわいそうだなと。自分が本当に好きなものを見つけて発信するのが合っているなと思っています。

――そんなmeecoさんに、最近のメイクアイテムを持ってきていただきました。キャンメイク、プリマヴィスタといったプチプラの中に、やはりハネムーンが!

左から時計回りに
・リビングネイチャー リップスティック コラルシー
・セザンヌ カールキープベース
・アンファー スカルプDボーテ ピュアフリーマスカラ ブラック
・キャンメイク クリーミータッチライナー 02 ミディアムブラウン
・ソフィーナ プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止 化粧下地
・HAKU 薬用 美白美容液ファンデ
・セザンヌ ミックスカラーチーク シェーディング
・セザンヌ パールグロウハイライト ロゼベージュ
・rms beauty LIP2Cheek Spell プロミス
・TOM FORD BEAUTY アイ カラー クォード ハネムーン
・RMK シルクフィット フェイスパウダー 01

アイカラーに関しては、ハネムーンの上2つの色で済ませてしまうことが増えてますね。メイクは毎日10〜15分くらいで終わらせるほうです。

――コスメキッチンがお気に入りという言葉の通り、コスキチの定番であるrms beautyのアイテムも。

LIP2Cheek Spellというアイテムのプロミスというカラーなのですが、リップにもチークにも使えるんです。ブラウンに限らず、コーラル系とか、落ち着いた色味で肌なじみのいいものが好きなんですが、まさに好みにぴったりで。

店舗ではカラーバリエーションが多くて迷ったんですが、ほんのり金のラメが混ざってるのが決め手になりました。

――かわいい〜! ちなみにこの、口紅のブランド「リビングネイチャー」は初めて聞きました。

リビングネイチャーはニュージーランドのオーガニックブランドで、GINZA SIXにも店舗が入っています。

通りがかってひと目惚れしたのですが、ちょっとマットがかった、本当に使いやすいテラコッタブラウンなんですよ! ほかの色もかわいくて、とっても悩みました。スタッフの方いわく日本人の肌にすごく綺麗に映える色ばかりらしくて、すごくおすすめだそうです。

――今からGINZA SIXに駆け込みたくなりました! meecoさんが、憧れているけどまだ買ったことのないものとかもあるんでしょうか。

今年はクリスマスコフレを買ってみようかな、とかいろいろ考えてます。ブランドだと、CHANELとかDiorとかですね。

タッチアップまでは行ったことあるんですが、まだしっくりこなくて。アイシャドウのカラーが自分よりも強くて、ちょっと「塗られている」感があるんです。

レ キャトル オンブルがほしいなあとは思うのですが、もっと「使いこなせるぞ」と思えてからですね。

――私はほしいコスメをどんどん買ってしまうタイプなのですが、meecoさんの慎重な姿勢も素敵だなと思いました。最後に、meecoさんにとってコスメとはなんですか?

「自分を切り替えるスイッチ」でしょうか。メイクする直前は面倒くさいなあと思ってるんですけど(笑)、しっかりメイクしたらリフレッシュできる。ちょっとおまじないに近いかもしれないですね。

今のスタイルでメイクを楽しめているので、焦らず無理をせず、向き合っていきたいなと思っています。

コスメ垢「meeco」さんの履歴書

(取材・文:ひらりさ、編集:高橋千里/マイナビウーマン編集部)

※写真のコスメはすべて本人私物です

『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』劇団雌猫

劇団雌猫の大人気同人誌『悪友DX 美意識』のグレードアップバージョン。化粧、ダイエット、エステ、整形、ロリータ、パーソナルカラー診断、育乳……。さまざまなジャンルのおしゃれに心を奪われた女性たちが、ファッション・コスメへの思い入れや、自身の美意識をつまびらかに綴り、それぞれが「おしゃれする理由」を解き明かす匿名エッセイ集。

※この記事は2019年10月12日に公開されたものです

ひらりさ

1989年生まれ、東京都出身。ライター・編集者。女性・お金・BLなどに関わるインタビュー記事やコラムを手掛けるほか、オタク女性4人によるサークル「劇団雌猫」のメンバーとしても活動。主な編著書に『浪費図鑑』(小学館)、『だから私はメイクする』(柏書房)など。

ブログ:It all depends on the liver.
Twitter:@sarirahira

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