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もっと愛して欲しいのに…… “愛されたい”症候群の問題点と克服法

mami(心理カウンセラー)

彼から愛されている自信や実感が持てない。多忙な彼となかなか会えなくてさびしい。もっと愛して欲しいのに……。彼の気持ちを信じられずに疑心暗鬼におちいり、いつも満たされない思いを抱えてしまう。こんな「愛されたがりすぎる」女性の、恋愛における問題点と克服方法を、『恋愛ユニバーシティ』で、多くの女性の恋愛相談にのっている心理カウンセラー・mamiさんに教えていただきましょう。

恋愛は、「好き」という感情からはじまるドラマです。

だからこそ、愛に不足を感じたとき、女性はつらくなったり、さびしくなったりします。「かまってちゃん」「察してちゃん」と友人からたしなめられたり、恋人から「重い」とハッキリ指摘されることもあるでしょう。

とにかく純粋に彼が好き><愛して愛して、愛して欲しい><連絡が欲しい><早く会いたい><声が聴きたい><私を見て><私を触って><私にはあなたが必要なの

その心の中をのぞくと、こんな声でいっぱいになっているかもしれません。

愛されたい症候群」という言葉もあるようですが、そんな“愛して欲しい”気持ちが強すぎる女性の心理と対処法について、国内最大級の恋愛ポータルサイト『恋愛ユニバーシティ』で、復縁や片思い、婚活などの、たくさんのお悩みを解決してまいりました恋愛カウンセラー、わたくしmamiと一緒に考えていきましょう。

人を信じられず、愛を試す。「愛されたい症候群」の特徴

愛して欲しい
私は「愛されたい症候群」の人には、以下のような特徴があると考えています。

1)とにかく「愛されたい」と願う
2)相手からの愛情を、わかりやすい形で求める
3)それが満たされないと、本当に自分を愛してくれているか、不安や疑いを抱きやすい
4)もともと些細なことでも寂しさを感じやすい
5)待つことが苦手
6)相手の立場や状況を考えず、嫉妬心が強い
7)衝動的に動いてしまうところがある

恋愛というのは、人間関係のひとつのかたちです。でも「愛されたい」と願う女性は、その願いが強すぎるゆえに、他者との距離の取り方がわからなくなりがちです。

自分に自信がなかったり、自己肯定感は低かったりするのに自己愛はむしろ強く、傷つきたくない気持ちから、他者の好意を素直に受け止めることができません。

また、たとえば親に愛されなかったといった「成育歴」からくる心の傷や、自分を愛せない(=肯定できない)などの心理も、恋愛という「他者との親密なかかわり」を通してあぶり出され、それを相手に投影しがちです。

“それでも愛される私”に、自分の価値を実感する

何度も相手を試すようなことをしたり、気持ちをしつこく確認したりしてしまう。

それでも愛される私」というところに、“価値ある自分”を実感するのです。

このように「愛されたい」が強すぎる人は、自己中心的な愛情の押し売りや、思い込みでの過剰反応など、“一方的なコミュニケーション”につながりやすい傾向があります。

「愛されたい症候群」A子さんのケース

愛して欲しい
これまでに私が受けてきた恋愛相談の中から、具体的なケースをもとに考えてみましょう。

20代後半のA子さんは女友だちの結婚式で、同年代のB男さんという男性に出会います。A子さんはたちまち彼にひかれ、友人を介して連絡先を入手。順調にデートを重ね、彼に告白されて、晴れてお付き合いがはじまりました。

B男さんは激務でした。業種が異なる2人は休日もちがい、予定が合わせにくかったのは事実です。でも月に3~4回はデートできていましたし、彼から旅行の提案もありました。

それでも、楽しければ楽しいほど、A子さんは、「もっと会いたい」「もっと連絡が欲しい」と思うようになります。そして、日に何度となくLINEをするようになっていきました

やがて“根拠のない猜疑心”にさいなまれるように……

愛して欲しい
3カ月を過ぎるころには、「本当に旅行に行けるのかな」「このごろ、LINEも適当な気がする」「電話がないのは、私に飽きてきたのかな」と、不安がますます大きくなっていました

A子さんの父親は浮気症で、「ママはいつも泣いていた」。……そんな記憶がよみがえったりもするのでした。

ある日、B男さんから、デートのキャンセルの連絡が入りました。お母さんの具合が悪く、これから入院することになったとのこと。家族思いのB男さんは、お母さんや妹さんの話をよくしていたことを思い出しました。

「うん、わかった。お大事にね」。

そう答えたものの、A子さんの気持ちはどうしてもスッキリしません。

今だってなかなか会えていないのに……」。

モヤモヤと考えはじめると、いろいろなことが気になりました。彼がモテる人であること、社内にファンが多いことは、友人からも聞いていました。不安とさびしさに加え、今度は“根拠のない猜疑心”にも悩まされるようになってしまったのです。

彼の状況を理解せず、自分の気持ちをぶつけてしまう

愛して欲しい
それからは、ますますひんぱんに、彼にLINEを送るようになりました。

今日は何してたの?」「今週も忙しい?」「次はいつ会えるの?

B男さんからも、返信はあるのです。電話もくれました。けれど、会えない代わりとばかりに、「私のこと好き?」「どう思ってる?」「もしかして嫌いになった?」「愛してる」と、A子さんが彼に送るメッセージの頻度と重さは増すばかり

B男さんと久しぶりに食事することができたとき、彼は母親の入院がまだ伸びそうなこと、それから近いうちに海外出張もありそうだと話していました。

「大変だね。応援してる」「でもやっぱり連絡は欲しいな」「大好きだから」「会えなくてさびしいし、不安なの」「前は電話もくれたのにって……つらくなるの」「次はいつ会える?」と、自分の気持ちを一方的にぶつけてしまうA子さん。

対するB男さんの返事は、「ともかく今は待って欲しい」「あまりそういうことを言われすぎると、ちょっと重い」「少し落ちつけば、旅行にも行けるから」。

でも、次回のデートの予定は決まらないままでした。

久しぶりに見かけた彼は、他の女性と……!?

愛して欲しい
さてその後、2人はどうなったでしょう?

ある日の帰り道、A子さんは思いがけなくB男さんの姿を見かけました。百貨店の大きな紙袋を下げた彼は、自分よりも若そうな女性と、ずいぶん親しげに歩いていたのです。

忙しいって、嘘だったんだ」「やっぱり浮気してたんだ」「許せない……

動転したA子さんは2人の後を追いかけ、背後から彼の肩をつかんで言いました。

「ねえ、なんなの? どういうこと? 何してるの!?」

とてもショックだったのでしょう。A子さんは、「裏切られた」という気持ちでいっぱいになってしまったのだと思います。

ですが、その女性は「彼の妹さん」だったのです。入院中のお母さんのために、百貨店で待ち合わせて買い物を済ませ、2人で病院へ向かうところだったのでした。

君とは、もう続けられない」。

B男さんからLINEで別れを告げられたのは、その夜のことでした。

「愛されていない」不安にさいなまれたときは……

愛して欲しい

どうしてこんなことになってしまったのでしょう? それは、会えない時間に、A子さんが「不安」や「さびしさ」に養分を与え、育ててしまったからです。

「こういう心理もわかる」と、A子さんの行動に共感する人も、少なくないかもしれません。

ただ、こんなに最悪の事態になるまでに「ふり返るポイントは何度もあった」「冷静になることで回避できた」ということも、おわかりいただけるのではないでしょうか。

気持ちを思いつくままにノートに書き出す

愛して欲しい
不安やさびしさにさいなまれたときの解決策と、克服方法を考えていきましょう。ノートを用意して、自分の気持ちを書き出してみるのです。

なぜ私は愛されたいのか?
不安になってしまう原因は何なのか?
彼にどうしてもらえたら、気持ちが満たされるのか?

それを書いていく中で、たとえば幼いころに味わった悲しさや、さびしかった記憶までもが思い出されて、つらくなってしまうかもしれません。そんなときは無理をせず、手を休めていいのです。それからまた、思いつくまま書いてみましょう。

ポイントは、「想像」と「実際に起こったこと」とを“分けて考える”クセをつけること

B男さんは確かに女性と歩いていました。親しそうにも見えました。でも、「実際に起こったこと」はそれだけです。“浮気だ!”というのは、A子さんの「想像」です。

彼の立場や状況に思いを巡らせ、彼の気持ちになって考える

愛して欲しい
自分を好きになる」「自分を愛する」ことに、焦点を当ててみることも大事です。

“こんな私を好きでいてくれるハズがない”という思い込みで自分をいじめ、追いつめないことです。そう思い込むことで、守っている何かがあるのかもしれません。それについても、思いつくままに書いてみましょう。

もうひとつ大事なポイントは、「愛されたい」と願うことよりも、別の視点から、「自分が愛したいと思う」「自分に合うかもしれない」男性を、研究してみるということ

今回のA子さんのケースのように、休みが合わせづらい2人は、そもそもデート自体がむずかしく、はじめから齟齬がおきやすいのです。もしかしたら、早めにご家族に紹介されていたら、結末はちがったかもしれないですね。彼が家族の話をしていたときに、流れで、「今度紹介してね」という方法もあったと感じます。

それぞれが社会の中で生きているわけですから、2人の関係も、2人をとりまく状況も、刻一刻と変化していくもの。

自分の気持ちを知り、自分の感情や衝動をコントロールすることができたら、大惨事にはなりにくいもの。A子さんも、この次はきっと幸せをつかめるのではないかと思います。

(mami)

※画像はイメージです

mami(心理カウンセラー)

心理カウンセラー/『恋愛ユニバーシティ』公認カウンセラー。国内最大級の恋愛ポータルサイト、『恋愛ユニバーシティ』でカウンセラーとして活動中。「恋愛を上手くいかせる秘訣は、言葉や行動に隠された【心理を知る】こと。ふたりの恋の行方は<シナリオ><ストーリー>次第! 【戦略的に行動して結果を出しましょう】」というコンセプトで、復縁・片思い・恋活・婚活など、幅広い恋愛のお悩みに対する豊富な相談実績を持つ。

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