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人づきあいが疲れる……。敏感で繊細な人が自然体でいるために

平松隆円(化粧心理学者)

敏感すぎる人が抱えやすい悩みや問題とは

それでは、感覚処理感受性が高く、敏感で繊細すぎるがゆえに直面しやすい人の悩みは、どういったものがあるのでしょうか。

明るい場所や大きな音が苦手

人づきあい 疲れる

感覚処理感受性が高い人の特徴的な悩みに、“明るい場所や大きな音が苦手”というのがあります。たとえば、モノが落ちて急に大きな音がしたり、緊急車両のサイレント音などが、心臓がドキドキするくらい苦手だったりします。

ストレスを感じやすい

さまざまな刺激が強すぎるため、それらがストレスとなってきます。そのため、ひんぱんに不快な気持ちになったり、気分が落ち込んだりしてしまいます。

集団が苦手

人づきあい 疲れる

1対1のコミュニケーションなら問題ありませんが、大勢でガヤガヤするのは苦痛だと感じます。たとえば会社の新年会や歓迎会、忘年会や送別会というのは刺激が強すぎて、参加するのを苦痛に感じてしまうでしょう。

傷つきやすい

人づきあい 疲れる

相手に悪気がなかったり、普通の人なら気にとめないような言動でも、感覚処理感受性が高い人にとっては“大きな刺激”です。そのためちょっとしたことで傷ついて、仕事に行くのも嫌だと感じることもあるかもしれません。

自信がもてない

明るい場所や大きな音が苦手、集団が苦手、傷つきやすい……これらのさまざまな特徴のせいで、悩みやすく、自分に自信がもてなくなることもしばしばおこります。

次ページ:もっとラクに生きるために、“順応的敏感さ”を育てていく

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