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人を見る目がある人とない人のちがいとは? 「人を見る目」診断つき

織田隼人(心理コーディネーター)

人を見る目がある人とない人は何がちがうのでしょうか。両者の決定的なちがいについて、心理コーディネーターの織田隼人さんが解説。また、人を見る目を養う方法や人を見る目診断も紹介します。

人にだまされたり、面倒なことに巻き込まれたりしたとき、「私って人を見る目がないのかも」と思うことがあります。

どんな人でも嫌な目にあうことはあるのですが、それでもある程度、付き合う人を選ぶことで面倒なことに巻き込まれるのを防止できる人がいます。

そういう人は「人を見る目がある人」といわれます。

「人を見る目がある人」とはどんな人なのでしょうか?

自分が「人を見る目のある人」になるにはどうしたらよいのかも含めて見ていきましょう。

「人を見る目がある人」の特徴

「人を見る目がある人」にはいくつか共通する特徴があります。

代表的な特徴を5つ挙げていきます。

(1)言行不一致によく気づく

「人を見る目がある人」は、言葉と行動が一致していない状況に素早く気づける人です。

口で言うことと行動とに矛盾がある人は、言ったことをきちんと実行しないので、実行されると思ったらされてなかった! とまわりを振りまわすことになります。

言行不一致によく気づき、そういった人を見抜けると、人に振りまわされることが少なくなるでしょう。

(2)相手の見た目をあまり気にしない

相手の見た目が美しいか、そもそも身なりが整っているかということをあまり気にしません。

相手の身なりで相手を評価する基準は低く、一方、行動や性格、言動での評価を高く見ています。

(3)いろいろな方面の知識がある

相手が正しいことを言っているのか、言っていないのかは知識がないと評価できません。

人を見る目のある人は「相手の考え」を知ろうとするので、いろいろな方面の知識を持っています。

そのため、相手の言動に矛盾があったときに気づくことができるのです。

(4)多くの人に会っている

「人を見る目のある人」は多くの人に会って、そしてある意味、多くだまされています。

これまでたくさんの経験があるがゆえに、人を見る目が磨かれているのです。

残念ながら、ある程度痛い目を見ないと人を見る目というのは養われないのです。

(5)相手の細かい動きを自然にチェックしている

「人を見る目のある人」は人の細かい動きを自然にチェックしています。

目の前の人が机の下で指を動かしているようなら「緊張しているのだな」、視線がキョロキョロしているようなら「この人は人見知りかも」と考えたりします。

人のさまざまな小さなシグナルをチェックして、そこから相手の本質を理解していきます。

「人を見る目がない人」の特徴

続いて、「人を見る目のない人」はどのような特徴を持っているのでしょうか?

どういう人が人を見る目がないのか、チェックしていきましょう。

(1)見た目で相手を評価しやすい

見た目で相手を評価しやすい人は、人を見る目があまりないことが多いです。

「カッコいい」「美人」「身なりが整っている」「いい車に乗っている」「いい服装をしている」など。

これらも人を判断する要素のひとつですが、人をだまそうとする人ほど身なりに気をつけるものなので、見た目での評価基準が高いと失敗しやすいのです。

(2)肩書きに弱い

弁護士とか医師、会社の社長、大学教授などの肩書きを見た瞬間に「すごい!」と思ってしまうタイプの人は人を見る目があまりないことが多いです。

肩書きはあくまでもその人の一面であって、すべてではありません。

相手の人格がどのようなものなのかを探っていくことのほうが重要です。

(3)お金に弱い

お金が好きなのはいいことですが、お金に弱く、すぐにお金に心を動かされる場合も人を見る目がなくなってしまうことが多いです。

お金が好きなのは問題がないのですが、お金に心を動かされやすいと相手の本心や性格を見る前にお金にとらわれてしまうことになるので、人を見る目が養われないのです。

(4)知り合いが少ない

友だちの人数ではなく「知り合い」の人数が少ない場合は、人を見る目が養われていないことが多いです。

いろいろな人と知り合ってさまざまな付き合いをすれば、経験値によって人を見る目が養われますが、そもそも接している人数が少ないと経験値が養われません。

(5)自分に人を見る目があると思っている

自分の能力を過大に評価している人も、人を見る目がない場合が多いです。

自分に人を見る目があると思っている人ほど「だまされにくい」と思っているので、だまされていることに気づきません。

人を見る目があると思っている人はまわりの人を信用しやすいので、問題が起きてもなかなか気づけなかったりして、あとでまわりの面倒な人に巻き込まれて痛い思いをすることが多いです。

▶次のページでは、人を見る目がある人のない人の決定的な違いについて解説。また、人を見る目診断も紹介します。

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