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認められたい、ほめられたい! 承認欲求が強すぎる人の特徴と対処法

平松隆円(化粧心理学者)

「認められたい」の深層心理

なぜ認められたいのか、なぜ自慢してくるのか。その理由は、くり返しになりますが、それが人間の基本的な欲求だからです。とはいえ、程度の差はあります。社会学者の鈴木公啓氏が研究(※)のなかで、男女差と年齢差の違いを明らかにしています。
※『承認欲求と種々のデモグラフィック要因』

男は「賞賛獲得欲求」が、女は「拒否回避欲求」が高め

認められたい

心理学の研究によれば、男性は「賞賛獲得欲求」が女性よりも高く、「拒否回避欲求」については女性よりも低い、という傾向がわかっています。これは、男性のほうが社会において、積極的に活動することを求められることが多く、より積極的な活躍を促進すると考えられる「賞賛獲得欲求」が喚起されやすいからだと言われています。

いっぽう女性が「拒否回避欲求」が高いのは、女性特有の対人関係や集団のありかたが影響しているのだとか。

年齢が若いほど、承認欲求が強め

認められたい

年齢については、マズローのところでもご紹介しましたが、若い人のほうが新たに他者と出会い、お互いに評価をおこないつつ関係を構築していく必要があり、また異性との親密な関係性を構築しないといけないこともあるために、承認欲求が強いとされています。

相手が認めて欲しい分野で「すごいね!」と認める

最後になりますが、あなたの近くに承認欲求の強すぎる人がいたら、どうすればいいのでしょうか。これはもう、相手を「すごいね!」といって認めてあげるのが最善でしょう。

このときに大事なのは、相手が何で認めて欲しいと思っているかを、しっかりと見きわめることです。これを見誤ってしまうと、相手は「認められた」とは感じません。こうなると、あなたは「あー、ウザイ」と感じることでしょう。そう、承認欲求が強すぎる人は、正直「ウザイ」んです。

(平松隆円)

※画像はイメージです。

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※この記事は2019年06月18日に公開されたものです

平松隆円(化粧心理学者) (化粧心理学者)

1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、タイ国立チュラロンコーン大学講師などを歴任。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。魅力や男女の恋ゴコロに関する心理にも詳しい。日本やタイを拠点に、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。主著は『化粧にみる日本文化』『黒髪と美女の日本史』『邪推するよそおい』など。

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