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結婚に焦った末路。31.8%の女性が「結婚を後悔」する理由

植草美幸

結婚を後悔しないために。結婚前に見極めたい5つのポイント

続いて、結婚に後悔しないために「結婚前に見極める方法」を解説していきます。結婚を後悔する5つの理由と照らし合わせてご覧くださいね。

価値観のちがいが「許容範囲」かどうか

価値観は、ルーツに宿ります。イマドキの成人カップルなら、プロポーズをしてから親に挨拶……ということも多いでしょうが、あえて早々に「互いの親に会っておく」ことをおすすめします

昔ながらのお見合い結婚の場合、親戚や上司の勧めでマッチングしますから、自然と家柄が同等になりました。しかし、今は日本中、世界中の人が手軽に出会える世の中になったからこそ、「自分ではふつうだと思っていたことが、彼にとってはふつうではない」なんてことが起こりえます。

同じ学歴や会社勤めであっても、育ってきた環境は埋めきれないことも……。貧富の差があることが悪いわけでも、家柄を高望みしろということでもなく、「自分にとって許容範囲かどうか」を見極めるのがポイントです。

結婚や出産を軸に「働き方」計画を

働き方改革や女性の社会進出は、すでに国を挙げて取り組まれていますから、まずは「結婚後も働きたいのか」「結婚したら家庭に入って家を守りたいのか」ということから話しましょう。どちらがよいということではなく、「結婚したらこうなると思っていたのに……」という齟齬が生まれないようにするのが重要です。

また、婚姻年齢や初産の年齢が上がっている昨今、「出産」を軸にしたライフプランも話し合っておきたいところ。産むのか産まないのか、いつごろ産みたいのか、夫婦ともに出産後の働き方をどうしていくのか、ということです。

家族の未来は「柔軟」に計画を

子どもを私立の学校に入れたい、こんなスポーツや習いごとをやらせたい……これらはお子さん自身の成績や資質も関わってきますから、ガチガチに考えすぎず柔軟に。でも、譲れないこだわりについてはすり合わせておきましょう。

そして、40代に差しかかると、老後の話が迫ってきます。もちろん、「将来のことなんてノープラン」という人も多いでしょう。それなら、最初から2人で決めていけばいいんです。

「田舎に引っ越してゆっくり過ごしたい」「旅行や外食を楽しみたいから便利な都心部に住みたい」なんて、ざっくりとしたイメージから考えてもいいですね。いずれもデート中の楽しいおしゃべりから話し合ってみてください

家計の分担は、結婚前に決めておく

共働き家庭が増えている今だからこそ、2人の収入をそれぞれどうやって使っていくのか、不公平感がないように話し合っておきましょう。たとえば、家賃や住宅ローンは夫から、光熱費や食費は妻から。もしくは、共通の通帳に生活費を6:4で入れるなどの方法があげられます

また、共働きによって「おこづかい制」のご家庭が少なくなり、「趣味にどれくらい使うのか?」という点も火種になりがち。「結婚したら、残金は全額貯金でしょ!」という妻と、「家計は回っているのだから、残りの自分のお金は自由に使いたい!」という夫……なんて図式はよくありますね。

いずれにしても、お金のことはあと出し厳禁! 先に話すことで誠実さが伝わります

平日と休日の「優先順位と配分」を表明

次の2つを軸に話し合うのがいいでしょう。

・「仕事」と「家庭」の優先度、時間の配分
・「休日」のひとり(プライベート)で過ごす時間2人で過ごす時間の配分、過ごし方

まずは将来の話の流れで、「家庭の優先度」を話し合います。家事・育児も「どこまで、どれくらい分担するか」を決めておけば安心です。そして、休日は2人で毎週のように出かけたいのか、それぞれの趣味を楽しみたいのか、家でのんびり過ごしたいのか……たとえ意見がちがっても、お互いをどこまで譲歩し、尊重できるかどうかはお2人次第です。

「自分探し」と「未来予想図」で幸せな結婚はつかめる!

すべてに共通していたのは、どんな結婚生活を送りたいのか、自分自身に問いかける。そして、リサーチとアプローチの繰り返しでお互いを理解するということ。

なぜなら、結婚は日常であり、生活だから。いつまでもラブラブな夫婦を目指すのは素晴らしいことですが、恋愛感情だけでやっていけるほど、人生は甘くはありません。「恋は盲目」が落ち着いてきたときこそ、真骨頂とも言えます。

自分探しができていない女性は、婚活すれば進まず、結婚しても後悔してしまいがち。それは自分自身が置かれている状況、自分にふさわしい人、自分の未来予想図が見えていないためです。あとから後悔しないために、「出会いのタイミング」で「条件のマッチング」をしておきましょう。そして、幸せな日々を手に入れてくださいね!

(植草美幸)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年3月1日~3月2日
調査人数:384人(22~37歳の働く既婚女性)

※この記事は2019年03月26日に公開されたものです

植草美幸

婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表。仲人・アパレル人材派遣会社、株式会社エムエスピー代表取締役。
1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社、株式会社エムエスピーを創業。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。わずか2年あまりで成婚率60%(会社全体の実績、本人実績は80%)という業界トップクラスの成果を上げる(業界平均は10%)。その実績を買われてテレビ出演のオファーが集まり、歯に布着せぬ発言から「愛情あふれる毒舌カリスマ婚活アドバイザー」として話題に。結婚が難しいアラサー、アラフォー男女を幸せな結婚へと導いている。著書に、『婚活リベンジ! (マンガでわかる)今度こそ、半年以内に理想のパートナーを引き寄せる方法』(KADOKAWA)、『婚活学講座 尊敬婚のすすめ』(評言社)などがある。

●結婚相談所 マリーミー
http://marrymeweb.com/

●植草美幸オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/miyureia/

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