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青い鳥症候群とは? 自己チェックに使える特徴と恋愛傾向

小日向るり子

みなさんは「青い鳥症候群」という言葉を聞いたことはありませんか?

「もっといい人がいるはず」「もっといい仕事があるはず」といった調子で理想を追い求めすぎて、結果高望みになってしまう。

今回は、そんな青い鳥症候群に当てはまる人の特徴や、そうなってしまう原因、さらには克服方法までを、心理カウンセラーの小日向るり子がアドバイスしていきたいと思います。

幸せはもっと身近にある。青い鳥症候群とは?

青い鳥症候群とは、ベルギーの作家であるモーリス・メーテルリンクが書いた童話『青い鳥』が語源となっています。

主人公であるチルチルとミチルは魔法使いのおばあさんから、病気の娘をなおすために青い鳥を見つけてきてほしい、と頼まれて青い鳥を探す旅に出ます。

しかし鳥は見つからず、落胆して家に戻ってくると、家で飼っていた鳥が青いことに気づいたというお話です。

この童話は「幸せは実は身近なところにある」ということを教訓として物語っています。

ここから、現状を直視せずに「今よりもっといい仕事があるはず」「今よりもっといい人がいるはず」と理想を追い求める人たちを通俗的に「青い鳥症候群」というようになりました。

自己チェック。青い鳥症候群タイプの特徴7つ

では、具体的にどのような人たちに青い鳥症候群の傾向があるのでしょうか。ここで紹介する7つの特徴が自分に当てはまっていないか、自己チェックしてみましょう。

(1)常に転職を考えている

実際に転職する・しない関係なく常に転職が頭にあるあなたは、青い鳥症候群の傾向が見られます。

明確な理由はないものの仕事に対する不満があり、「職場を変えたら好転するかもしれない」といった漠然とした期待を抱いてはいませんか?

(2)彼がいるのに出会いを求めてしまう

彼氏ができても、新しい出会いを求め続けていないでしょうか。

婚活アプリを止められない、街コンなどのサイトをよくチェックしてしまう、などはその例。好きな人とやっと両思いになれたとしても、そのうえにさらなる幸せが存在すると信じて止まないのです。

(3)自分の彼氏と友人の彼氏を比較してしまう

友人の彼のルックス、社会的立場、収入などと自分の彼のそれを比較する。その結果、現在の彼と別れたいと思うことがしばしばあるあなたも青い鳥症候群の可能性あり。

比較をするということは、現状で満足しきれていないのです。

(4)予定が埋まっていないと気が済まない

スケジュールが埋まっていないと気が済まない。疲れや経済的余裕よりも予定が埋まることを優先してしまうのも特徴のひとつ。

「満たされること」を追い求め続けた結果、何もしていない時間があることに不安を覚えてしまいます。

(5)変化を促すような言葉が好き

チャレンジ、向上心、進化、躍進、といった言葉が好き。書籍やサイトなどでそうした言葉をみるとつい目がいってしまう人もそうでしょう。

変化を好むことは悪いことではありません。ただし、今以上の何かがこの先にあると信じている心理の表れです。

(6)正当に評価されていないと感じる

青い鳥症候群の人は、仕事などで上司やまわりから正当に評価されていないと感じることがよくあります。

本当にあなたを評価してくれている人の存在に、実は気づいていないのかもしれません。

(7)「こんなはずでは……」と思うことが多い

人生を振り返って「こんなはずではなかったのに」ということが多かったら、それも兆候のひとつ。

ほとんどのことは着地すべきところにうまくおさまっているのです。あなたが望む人生の形は、現状からかけ離れているものではありませんか?

恋愛における青い鳥症候群とは?

青い鳥症候群の特徴は、「常に現状に満足できない」という心理状態です。これが恋愛における思考にも顕著に表れます。

短期間での別れを繰り返している人はもちろんですが、別れるまではいかなくても付き合う彼に不満ばかりで喧嘩が絶えなかったり、一方的に怒ったりしてしまいます。

その根底にある感情は「自分にはもっとふさわしい人がいるはずだ」という思いです。

彼と喧嘩をした際に、最後はいつも「私にはもっといい人がいるはず!」という結論になる人は恋愛における青い鳥症候群の可能性があります。

参考記事はこちら▼

あなたは、理想と現実のギャップに不満を感じていませんか? 10の質問から青い鳥症候群レベルを診断しましょう。

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