男性に「仕事の愚痴」をこぼすのはNG? #恋の答案用紙
女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「仕事の愚痴」にまつわるアンケート。
「仕事を楽しんでいる女子」と「仕事の愚痴ばかりの女子」どっちが好き?
「もう、あんなパワハラ上司と仕事なんてやってらんないよ~!」
「こんな薄給で、自分の仕事以外に新人教育までやるとか、無理!!」
……なんて会社で叫べたら、どんなにスッキリするだろうか。
でも、それは許されないとわかっている。たとえ職場で理不尽なことがあろうとも、その場では怒りや悲しみを飲み込み、顔で笑って心で泣いて……。だけど、何もなかったことになんかできない!
そこであなたは、仲のいい友だちや同僚に愚痴をぶちまけることになるはずだ。女性は、自分の身に降りかかった出来事を誰かに聞いてもらうことでストレスを発散する生き物だから仕方ない。
しか~し、残念ながら男性は、女のストレス解消に付き合うことに積極的ではないのです。
Q.「仕事を楽しんでいる女子」と「仕事の愚痴ばかりの女子」どっちが好き?
仕事を楽しんでいる女子:94.7%
仕事の愚痴ばかりの女子:5.3%
※有効回答数264件
女の愚痴は「お願い、勘弁してください」なのです。特に日本の男性は「我慢することが美徳」という思考もあり、愚痴に対して批判的なことが多い模様。くわしい意見を聞いてみましょう。
「仕事を楽しんでいる女子」派
愚痴は聞きたくない
・「愚痴ばかり聞いているのは疲れる」(25歳/運輸・倉庫/その他)
・「ネガティブな発言は、まわりもネガティブな気持ちにさせる。悩みごとならいいが、愚痴は論外」(34歳/医療・福祉/事務系専門職)
女は愚痴を聞いてほしい生き物。女子会なんてそのためにあるようなもの(笑)。女同士ならば、いくら愚痴ろうが話にオチがなかろうが、ケンカにはなりません。そこに求めるのは“共感”だからです。決して解決策が知りたいのではなく「へ~、そうだったんだ」「それは大変だったね」と言ってもらいたいだけ。
しかし、話を完結させたい、結論を出したい男性にとっては、ただの愚痴を聞かされることほど苦痛なものはないのです。女子のみなさ~ん、“愚痴が大好物なのは女だけ”ということをよく覚えておいてね。
前向きな子のほうが好き!
・「前向きな性格のほうが好感を持てるから」(32歳/その他/その他)
・「かっこいい。なんでも前向きであることに越したことはない」(36歳/生保・損保/事務系専門職)
輝く太陽のようにパワフルで前向きな女性は、好感度大! だけど、不屈の精神を持つ女などそうそういるはずもない。平気なふりをして明るく振る舞い、元気でいい子ぶっていてはストレスがたまるばかり……。
いっそのこと「ネガティブですみません」と素直に認めてしまうのも手。「本当にネガティブで、自分でも嫌になっちゃう。いつかは変わりたいと思っているんですけど……」とさらけ出してしまったほうが、好感を持たれることだってあるのです。
自分も仕事に誇りを持っているから
・「自分も仕事が好きなので、愚痴ばかりは聞きたくない。仕事にある程度誇りを持っている人がいい」(35歳/医療・福祉/専門職)
・「自分も仕事に熱意を持っているから、そこの部分でお互い高め合っていける関係性がいい」(26歳/小売店/販売職・サービス系)
仕事を通して互いをリスペクトしたいという意見には、私も大賛成! 男性は、愚痴は聞きたくなくとも、仕事の話は聞きたいもの。一方的ではなく“対等の立場で会話が進むこと”を求めているのです。
女性は嫌なことやつらいことがあると、主張が激しくなってしまう傾向が……。自分の価値観にとらわれすぎず、相手の意見も受け入れることで、喜んであなたの話に付き合ってくれるでしょう。
「仕事の愚痴ばかりの女子」派
解決策を見出してあげたい
・「何か助言や手助けができないか、相談に乗れるから」(38歳/その他/技術職)
・「同じ愚痴があれば改善点などが見つかるかもしれないから」(37歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
仕事の愚痴オッケーの、器の大きい男性たちの登場です!! ただし、ここで注意したいのは、相手が真剣に聞いてくれるからって誰彼かまわず話してはなりません。
ほかの人間にもベラベラ話していると知れば、男のプライドはこっぱみじん! 愚痴に付き合ってくれた、誠実でやさしい相手を傷つけることになるでしょう。男性は「俺だから話してくれた」「自分を信用して打ち明けてくれた」と思いたいのです。
恋の教訓:男性には、愚痴をこぼすよりも「弱さ」を見せろ!
男性は、女の愚痴は敬遠しがちでも、女の弱さは歓迎してくれるもの。だから、もしあなたが男性に愚痴を漏らしたければ、不満より“不安”を全面に押し出すべし!
「この間、仕事でミスしちゃって……ちょっとへこんでるの」
「今の私に、この数字を上げるのって難しいかも……」
と、自分の不安な気持ちを正直に伝えましょう。
男性は、女性の弱い一面を見たときに「なんとかしてあげなければ」「力になりたい」と張り切ってくれるのです。不満をタラタラ並べて不愉快な気分にさせるのではなく、庇護欲をうまく引き出してみてください。
た・だ・し! それは日ごろから仕事に対して真摯に向き合い、ひたむきに努力している女性だけに通用することですので、そこんとこお忘れなく!
(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年8月27日~8月29日
調査人数:264人(22~39歳の働く男性)
※この記事は2018年09月15日に公開されたものです