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「ありのままの自分」を認めて幸せになる方法

熊谷佐知恵(心理カウンセラー)

「ありのままの自分」が受け入れられない理由や原因

たとえば、子どものころにつくられた「親や他人のからの支配」から抜けられないでいる場合です。そのような人は、特定の誰か、あるいは特定でもない誰かに気に入られるように、嫌われないように、見捨てられないようにと、さまざまなルールや観念を自分の中につくってしまいます。「相手のニーズや期待にそぐわない自分は愛されない」という思い込みが、自分を素直に表現することを押しとどめてしまうのです。

カウンセリングの現場で「ありのままの自分」というキーワードが扱われるのは、主に自己表現がテーマになるときです。その場合、ありのままの自分は醜くて、弱虫で、卑屈で、未熟で駄目な人間という具合に、自己否定するくせが前提にあります。そして「本当の自分を知られてしまったら、自分は嫌われてしまうだろう」と強い怖れを持っているのです。

嫌われないように、見捨てられないようにと、相手の期待やニーズに合わせて生きてきた結果、自分の本当の気持ちやしたいことがわからなくなります。

そのルーツは、私たちの子ども時代にさかのぼります。子どものころに自分を表現した際、「うるさい!」「あっちに行っていなさい!」と親から怒られたり、無視されたり、知らない間に自分だけ置いて(買い物に)出かけられてしまったり……。こうした子どもからするとショッキングな体験が原因であることが多いのです。

そして、傷つき満たされなかったままの承認欲求があるので、自分以外の誰かに自分を認め、受け入れてもらうことを切望し、そのような関係に執着を持ち続けてしまうのです。

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