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ありのままの自分とは? ありのままを受け入れる方法

熊谷佐知恵(心理カウンセラー)

中田ボンベ@dcp

「ありのままの自分」を認めるとどうなる?

「ありのままの自分」を認めるメリット

誰でも思春期のころには自意識が高まり、多かれ少なかれ自分に対してコンプレックスを持ちはじめます。たとえば人よりも「鼻が低い」とか「眉毛が太い」とか……。

その後もコンプレックスはいろんな分野で生まれます。そのコンプレックスがあるために、あるいはコンプレックスがないことで、「彼氏ができない」「自分は魅力的ではない」「愛されない」と思い込んでしまいます。

でも、そうしたコンプレックスも、あなたの魅力の一部として輝かせることも可能です。自分のどんなことに対しても「そうかもしれない」と否定せずに認め、受け入れられるようになると、自分が愛おしく感じられるようになれます。その悩みや苦しみをどのように克服したかの「経験」も、いずれ人に教えてあげられる誇れるものとなるでしょう。

そして何よりも自己肯定感がある人はとても魅力的です。セクシャリティーとは生命力そのものです。いいところも悪いところも、己の未熟さもすべて含めて自分だと認める清々しさは、人に好感を与えます。

「ありのままの自分」が認められない状態とは

「ありのままの自分」が認められない場合、自分ではないほかの誰かになろうとして不毛な努力を重ねてしまうことがあります。その結果、受け取れるはずの喜びを取りこぼしてしまうかもしれません。そして、いつまでもがんばっているのに満足できる結果が得られないとしたら、あなたの魂は喜べないかもしれません。

たとえば、他人の価値観や感情に大きな影響を受けたままで何かを成そうとするとします。しかしそれが自分の望まない方法であるなら、たとえ成功しても幸せや充実感は得られないでしょう。同じように、自分という人間の今の状態や思いを知り、認めることができないと、本当の意味での自己実現からは大きくそれてしまう可能性があるのです。

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