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仕事の仕方や傾向は? 「ゆとり世代」の特徴

山本喜一(社会保険労務士)

中田ボンベ@dcp

ゆとり教育を受けた世代は「ゆとり世代」と呼ばれています。この世代は「仕事ができない」などと、たびたびメディアなどに取り上げられてきました。本当にゆとり世代社員は「仕事ができない」のでしょうか? この世代の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか? 社労士の山本喜一先生に聞いてみました。

ゆとり世代とは

まず「ゆとり世代」とはどのような世代なのかを、社労士の山本喜一先生に聞いてみました。

「ゆとり世代」と呼ばれた背景

ゆとり世代とは「ゆとり教育を受けた世代」のことです。かつては「つめ込み教育(試験のための知識のつめ込みを要求する教育)」が行われていました。しかし1970年代後半に、つめ込み教育が「学校社会でのいじめや暴力などの反発を生む」と問題視されます。これを解決するために、学校教育に「ゆとりと充実」をもたらすことを目指した取り組みがはじまりました。このゆとり教育は1992年度から段階的に進み、2002年度から2010年度まで行われました。

「ゆとり世代」と呼ばれる世代

一般に、この1992年から2010年度までの学校教育を受けた世代を「ゆとり世代」と呼びます。1987年から2004年生まれの人がこの期間に教育の対象となっており、その中でもゆとり教育の影響を色濃く受けているのが1987年から1995年生まれとなっています。

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