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仕事の仕方や傾向は? 「ゆとり世代」の特徴

山本喜一(社会保険労務士)

中田ボンベ@dcp

ゆとり世代社員との上手なコミュニケーション方法

コミュニケーションを取るのが難しそうな印象を受けるゆとり世代ですが、ゆとり世代の社員とうまくコミュニケーションを取るにはどうすればいいのでしょうか? 「ゆとり世代の魅力」を含め、上手にコミュニケーションを取る方法を山本先生に教えてもらいました。

ゆとり世代社員のいいところ

情報収集能力に長けている

ゆとり世代は、自分の好きなことに熱中し、時にはその道を極めることもあります。そして、スマートフォンなどを小さい頃から使いこなしており、インターネットで検索することに慣れているので、情報収集能力が高いといえるでしょう。一部の人にはなりますが、高い情報収集能力で集めた情報をうまく活用することにより、仕事が抜群にできる人がいます。

会社の常識にとらわれないアイディア力がある

また会社の常識にとらわれないため、今までにない画期的なアイデアを出してくれることもあります。

ゆとり世代社員の伸ばし方

好きなことを業務の中に組み込む

好きなことは自分が納得するまで突き詰めて行うので、ゆとり世代社員の好きなことが業務の中で見つかるように進めることができれば、戦力となるでしょう。

「尊敬できる年上の友だち」のような関係になる

また、自分の尊敬する人の言うことは素直に聞く傾向にあります。懐いている先輩社員から「一見無駄に見えても、後々自分のためになる」と言われると、納得して前向きに仕事をしてくれやすいことも挙げられます。「上司」からの指示ではなく、「友だちのような話しやすい人」からの助言と捉えてもらうようにすると、素直に行動に移してくれやすいでしょう。

細かくマニュアル化して指示だしする

また、自ら仕事を見つけて動くのが苦手な人や、主体的に動く必要性を感じていない人も多くいます。そのため、業務についてマニュアルに細かに記載して、そのとおりに業務を行ってもらう方法も挙げられます。

次ページ:特徴を理解してうまくコミュニケーションを取ろう

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