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専門家に教わる「モチベーションアップ」の秘訣

高見綾(心理カウンセラー)

中田ボンベ@dcp

モチベーションアップの効果

モチベーションをアップさせることで前向きになれる、といいますね。では具体的にどのような効果をもたらすのでしょうか? モチベーションアップの具体的な効果を高見先生に教えてもらいました。

モチベーションアップの効果

自分の意に沿わないことを押し付けられるのは一般的に嫌なものです。モチベーションがアップすると、この「押し付けられている感」が減り、「私自身がこれを選んだ!」という意識が芽生えます。主体的になることで責任感が出て、仕事にやる気が生まれます。すると、「もっとうまくいくためにはどうしたらいいだろう」「もっとお客様に喜んでもらうためにはこんなことをしたらどうかな?」など、創意工夫をする意欲が湧きます。

楽しみながら仕事に取り組むことができるため、高い成果が出やすくなります。そうすることで周囲の人から信頼され仕事の幅が広がるなどいい循環が生まれ、仕事そのものが発展していくこともあるでしょう。

自分の興味のあることや、好きなことをしていると、情熱やモチベーションは自然と湧いてくるものです。ただし、感情には波があるので、好きなことであっても一時的にモチベーションが下がってしまうこともあります。もしお客様と直接接するような仕事であれば、「お客様に喜んでもらうため」と思えば、多少疲れていたとしてもがんばれてしまうのではないでしょうか。「人に与えられるものが自分にはある」という感覚を持ち、「誰かのために自分が今できることをしよう」と考えると、安定したパフォーマンスを発揮することができます。

また、モチベーションはないよりあったほうがいいのですが、最初からモチベーションが上がらないからといって悲観しなくてもいいです。やる気が出ないときでも、とにかくはじめてみるとあとからモチベーションがついてくることもあるのです。ですから、目の前の仕事を「一生懸命やろう」「自分のできることをやろう」「自分の力を出しきろう」と思って取り組んでみるといいかもしれません。

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