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男運がないのには理由があった!? 専門家に聞く「男を見る目」の養い方

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「私には男運がない」「私は男運が悪いみたい」と悩む女性たちがいます。その内容の多くは「私にはダメンズしか寄ってこない」「付き合う男はなぜかいつもダメ男……」という嘆き。または「好きになってしまうのは妻帯者ばかり」という相談もよくあります。

しかし! 「私って、不幸体質なのかしら」などと、自分の男運の悪さを呪う悲劇のヒロインぶっている場合ではありません。

あなたの男運をあげるべく、恋愛コラムニスト・神崎桃子が次の恋を応援しましょう。

「男運がない」とは? 男運がない女性の共通点

男運がないってどういうこと?

「男運がない……」「男運が悪くて……」と口にする女性たちは男性との出会いがない、男性と関わりを持つ機会がないというわけではありません。

「男性との縁がまったくない」というより、男性と出会っても2、3度デートしただけで音信不通になってしまうほか、付き合っても長続きしないことが重なることを「男運がない」というのです。

「男運の悪さ」「ダメンズ続き」で悩んでいる女性は、気づけば同じような別れ方を繰り返していることでしょう。

しかし自分の男運のなさを呪うのはお門違いです!!

それは「巡り合わせが悪い」というよりも、自分がダメな男性を引き寄せてしまっているから。そのことを自覚していない女性がとても多いのです。自覚していないからこそ「また続かなかった」「またうまくいかなかった」となってしまうのです。

「私って男運が悪い」=「男を見る目がない」ということに早く気づくべきでしょう。

男運がない女性に共通する特徴

その1:男性の言葉をすぐ鵜呑みにしてしまう

男運のない女性のダメダメポイントは惚れっぽいことにあります。“男性から言われたことを真に受けてすぐにのぼせてしまう”のが特徴。また男性の見た目や条件などに惹かれやすい部分があるかもしれません。

「ホントはモテるんでしょ」
「彼氏いないの? じゃ俺口説いちゃおっかな」
「え? キミみたいな人が……もったいない」
「あなたのような素敵な女性がなんでお見合いパーティになんか参加してるの?」
「合コンなんて気が進まなかったけど、こんなかわいい人に出会えて僕はラッキーだな」

こんなふうに男性からアゲアゲフレーズを言われてまんざらでもなくなってしまう女性は要注意。褒めてもらえば女性のテンションは上がりますし、一緒にいてあなたを気持ちよくさせてくれる男性は魅力的でしょう。話が達者な男性は、たしかに付き合うと楽しいかもしれません。

ですが、出会って間もないのに歯の浮くようなセリフを口にするような男性は、本気でその女性を相手にしようとは思っていません。

男性は、その気になってくれそうな女性を全力で褒め倒します。褒め言葉はいくら並べてもタダ(笑)! 彼の懐は痛くもかゆくもないのです。

「うれしい、そんなことを言ってくれるなんて」などと彼の言葉を鵜呑みにすれば、あとで痛い目をみるでしょう。「こんなことキミにしかしないよ……」という男性からの心地よいセリフも「お前が誰より一番!」と言われているのかと勘違いしてしまいがち。

しかしそれは「オンリーワン宣言」ではありません。

外見や口先で女性を惹きつける魅力を持っている男性というのは、決して「あなたにだけ特別扱い」というワケではないのです。彼のその言葉は、あなただけを喜ばせているとは限りません。

男性の言葉に惑わされない思慮深い女になりましょう。

その2:「気づいたらもうこんな時間」つい終電を逃してしまう女性

恋に焦る前のめり女も男運が悪いといえます。

「あ、この人、めちゃ話合う……」
「私の話に笑顔で応えてくれる」
「彼もすごく楽しそう」

女性は自分が気に入られてると感じ取るとそこで「ヨッシャー!!」と鼻息荒くしてしまうことがあります。その“意気込み”こそが不運を招いてしまうのです。

女性は年齢を重ねれば重ねた分だけ、男との出会いや誘いの数が減ってくることを知っています。黙っていても男が寄ってきた20代のときとワケがちがう。だからこそ、早急に結果を出したくなる……目の前にあるチャンスについせっかちになってしまうのです。

「次に付き合う人とは結婚したい!!」「子どももほしいし……わたしには猶予がない!」そんな結婚へのタイムリミットを掲げた女性は、余裕がなく前のめってしまうのです。

飲み会で男性と意気投合、または初デートでやけに盛り上がってしまうことで「きゃ~もしかしたらこの人が……」「え? コレって運命の相手かも?」と勘違い(※正しくは思い込もうと)してしまうのです。

そしてそんな女性はうっかりだか、確信犯だかで「つい、終電を逃してしまったりする」のです。楽しいあまりに時が経つのを忘れてしまったとしても、逆に意図的に「この男、逃すもんか」と肉弾戦に持ち込もうと企てていたとしても、結果はどちらにしても同じこと。男性は前のめり女に“ちょっかい”こそ出しますが、ワンナイトラブで終わるか、2、3回呼び出されて終わるかになるでしょう。

飲みに行っていくらノリが合ったって、楽しいからって“終電を逃すような女”と男性は真剣に付き合おうとなんて思わないのです。

「どうせ、ほかの男にも同じことしてんだろうな」と思われるのが関の山。

あなたが「運命の男」だとのぼせ上がったのもつかの間、その運命の男にもて遊ばれてポイ……という結果になるのです。

終電を逃す女は幸せをも逃す結果になることを肝に命じておきましょう。

その3:男に「ヨシヨシ」と優しくされるとその気になってしまう

男性にちょっとばかし優しくされたからって浮かれポンチになってはなりません! なぜなら「男性は弱みにつけこむ」のが恋愛の常識だからです。男運が悪い女性に非常に多いのが、「相談事を持ちかけたらそういう関係になってしまった」「悩みを打ち明けたら優しく慰めてくれて……好きになってしまった」というケースです。

たしかに、自分が落ち込んでいるときや寂しいとき、気にかけてくれる人がいたらそりゃうれしいでしょう。しかし、女性慣れしている男性というのは女性に対していくらでも優しくできます。むしろ優しくするタイミングを狙っていると言ってもいいくらい。

そんな男性はたいてい女性経験が豊富か、既婚者でほぼまちがいないでしょう。

経験の乏しい男性なら、女性が喜ぶ慰め方や励まし方を知らないからです。特に既婚男性が女性の弱みにつけ込むのはたやすいことでしょう。彼らは「女とはこういうもの」ということを心得ており、女性のご機嫌を取ることに長けています。

女性も30オーバーともなれば、責任ある仕事を抱えてストレスやプレッシャーもハンパなく、デキの悪い部下の教育や女子社員の人間関係などにうんざりしていることでしょう。

そんなとき、ある男性から

「もっと肩の力抜いたほうがいいよ」
「キミのがんばりは俺がちゃんと見ている」
「オレには弱音吐いていいから」
「ここでは素直になっていいんだよ」

な~んて声をかけられたら……。

いくら男勝りなバリキャリ女子だって「彼はいつも強がってる私のことを見抜いてる?」と感じた瞬間、すべてを許してしまいたくなるのです。しかし、「私をレスキューしてくれるのは真実の愛」ではありません。

その男性の優しさは“あなただから向けられた”ものではないからです。

“あわよくば”の男性からしたら優しくする対象はあなたでなくったって構わないのです。優しくしてくれるからって本当にあなたを愛しているというわけではありません。

男性があなたのことを真剣に想っていたなら、そんな弱みなど見せなくともちゃんと好意を示してくれるハズです。女性が弱っていたり、へこんでいたりするときに声をかけるような男性の優しさは“愛からくる優しさ”ではなく、正しくいうなら“下心からくる優しさ”。慰めてくれる男性に気を許し、彼の優しさに浮かれてはなりません。

男性の優しさと下心は紙一重なのです!!

参考記事はこちら▼

あなたの恋愛男運を10の質問で占います。

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