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性格のせい? 「一言多い人」の心理と対処法

秋カヲリ

はらきよか

一言多い人との上手な接し方

続いては、一言多い人とどう接するのがいいのか解説してもらいました。

上司の場合

一言多い上司は、自分の権威性を確認し、優位に立ちたいと考えているケースが多いです。その上司の余計な一言に反応してしまうと、上司の狙い通りになり、さらにエスカレートしていく可能性があります。

そこで、上司に余計な一言を言われたら、落ち込んだりムッとしたりせず、にこにこ笑顔で受け入れましょう。「そうですね、アドバイスありがとうございます」とお礼を言うと理想的です。返報性の法則というものがあり、人は何かを与えられるとお返しをしたくなる生き物。あなたが笑顔で感謝の気持ちを伝えることで、上司はあなたに対してネガティブなコミュニケーションをしにくくなります。

また、落ち込んだ様子を見て「よし、ちゃんと指導ができたな」と自分の正当性を実感する上司もいます。そうした上司は、あなたが笑顔で余計な一言を受け入れると拍子抜けし、それ以上何かを言おうと思わなくなります。すぐには効果が出ないかもしれませんが、継続することでだんだんと上司の態度も変わってくるでしょう。

友人の場合

マウンティングするような一言をぶつけてくる友人に対しては、さきほどお伝えした上司に対する対処法を実践すれば大丈夫です。笑顔で「教えてくれてありがとうね~」というように軽く答えて、さらりと受け流しましょう。受け流されている感覚はあっても、「ありがとう」と言われている手前、それ以上つっかかることもできず、自然と余計な一言を言わなくなります。

ただ、自信がないから一言多くなっている友人にはこうしたアプローチが響きません。自信がなさそうな友人には、さりげなくフォローをして落ち着かせてあげましょう。不安で一言を付け足す人は、拡大思考をしがちです。「自分はこんなことも上手く言えない、きっと今までも変なことを言っていたにちがいない、嫌われてしまうかも」といったように負のスパイラルに入ってしまうのです。

そこで「この間こう言っていたよね。あの話すごくわかりやすかったよ」など、過去の話を持ち出して肯定してください。過去にまでさかのぼっている不安を打ち消すことで、安心させることができます。

次ページ:一言多い人には笑顔で対応すべし!

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