タクシーの上座と下座って? 知っておくべきビジネスマナー
仕事をしているとタクシーを利用する機会が多くなります。その際に気になるのがタクシーの上座下座。乗車する人数が増えると混乱することもありますよね。タクシー待ちの列ができてしまうと気持ちが焦ってうっかりミスも。思いのほか忘れてしまいがちなタクシーの上座下座、タクシー利用時のビジネスマナーについて、マナー講師の三上ナナエさんにレクチャーしてもらいました。これを読めば社会人としてのマナースキルが向上すること間違いなしですよ。
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そもそも上座と下座ってなに?
もともと上座、下座という考えは神聖な落ち着いた場所で客人をもてなすという思いが起源だと言われています。神聖な場所とは掛け軸がかかっている一段高い床の間があたります。一段高い側で、気分よく過ごしてほしい気持ちを表現するために上座をすすめるのです。
ビジネスシーンでも上座、下座を考えなければならないシーンがたくさんあります。入り口付近は出入りが多く、バタバタしてしまうことがあるので下座になります。対する上座は、落ち着いた場所でお過ごしいただきたいという気持ちを形にしたものです。
応接室、会議室以外でも懇親会やお祝いの場など、また部屋だけではなく乗り物にも上座、下座があります。お客様や上司と車に乗ることを想定し、基本のマナーを知っておくことで応対がスムーズになります。