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ポジティブになるには? ネガティブ思考卒業で恋愛もうまくいく!

大塚統子(心理カウンセラー)

真貝まどか

ポジティブになるには? ポジティブ思考の秘訣

どうしてポジティブな人の恋愛がうまくいっているように思うのか、よくわかりました。ポジティブ思考って、なんだかいいことづくめですね! なんとかネガティブ思考を脱してポジティブになりたいところです。どうやったらなれるのでしょうか? 引き続き大塚さんにレクチャーいただきましょう。

ポジティブ思考になることがもたらす効果

ネガティブな視点は危機管理などには必要なものです。ネガティブがすべて悪いのではありません。しかし、ネガティブな側面ばかりを考えていると、不安や恐れ、自己攻撃や、人に対しての批判や、完璧主義などにはまって苦しい気持ちになってしまいます。

ポジティブな思考方法を取り入れていくと、人の善意や好意や愛情などが感じられ、安心を感じやすくなります。安心感があると、自分を表現したり、勇気を持ってチャレンジしたり、本音でコミュニケーションしたりしやすくなるでしょう。そして、自信が持ちやすくなります。

心理的には、ポジティブに「自分は愛されていい」「愛されるのにふさわしい」と自己肯定するほど、愛されやすい人になります。

脱ネガティブ! ポジティブ思考になる方法

どんな気持ちも受けとめる

たとえネガティブになったとしても、「そうだね。そんな気持ちにもなるよね。」と受容しましょう。「ネガティブになるのはダメ」と否定すると、さらなるネガティブの連鎖に陥ります。ただ「こんな気持ちがあるな~」と受けとめましょう。その気持ちも自分の大切な一部と認めることが、結果的に自分自身を肯定してポジティブになることにつながります。

「できた」ことを書き出す

毎晩寝る前に、今日できたことを3~10個書き出しましょう。ネガティブ思考の人は、「できない」「できなかった」を考えやすい思考のクセがあります。毎日できたことを書き出す練習をしていくと、「できた」を考える習慣が身につきます。できたこと・できることに目が向けられると、思考がポジティブになります。

「がんばった」とほめる

当たり前にすることでも、誰もがしていることであっても、小さなことであっても、何かをした自分や誰かを「がんばった」とほめましょう。たとえば鏡を見るたびに、自分に向かって「がんばったね」と声をかけるようにしましょう。自己承認に取り組むと、人のいいところや素晴らしさも素直に承認しやすくなり、肯定的な発想がしやすくなります。

「よかった」「ラッキー」を探す

「信号が青!」「お店が空いている!」「ご飯がおいしい!」など、日常の中で「よかった」「ラッキー」を探しましょう。たとえ仕事でミスをしたとしても、そのことで「○○が学べてよかった」とか、「大惨事になる前に気がつけてラッキーだった」といった面が必ずあるでしょう。最終的に「よかった」「ラッキー」と言えることを見つけられると、どんな出来事からでもポジティブに経験や学びや成長を得ることができます。

ポジティブな言葉を積極的に使う

ネガティブ思考のとき、「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」といった否定語を多く使いがちです。使う言葉を意識して変えるといいでしょう。たとえば、「さすが」「すごい」「素敵」「すばらしい」といった称賛の言葉や、「うれしい」「楽しい」「好き」といった喜びや幸せを表現する言葉を積極的に発するようにしましょう。

感謝する

「ありがとう」と感謝しようとすると、相手がしてくれたことや、相手の善意・好意に気がつきます。自分に向けられたやさしさなどに敏感になるでしょう。そして、相手の存在を肯定することで、人間関係にもいい循環が生み出されます。「毎日10個の感謝をしよう」「今日は○○さんに感謝をしよう」など、意識して人に感謝する機会を増やしましょう。

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