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コンディショナーの使い方とは? 正しいヘアケアを専門家が解説

齊藤あき(美容師・毛髪診断士・美養研究家)

中田ボンベ@dcp

コンディショナーの選び方

コンディショナーはさまざまな商品が出ており、その中でどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。そこで、コンディショナーを選ぶ際のコツを教えてもらいました。

ポイント1:髪質

一般的なコンディショナーは油剤+シリコーン+カチオン(カチオン界面活性剤)+保湿剤(プラスα補修成分)で構成されています。中にはノンシリコーン(カチオンのみ)のものや、保湿・補修成分配合のものがあるので、それをうまく利用すると良いでしょう

直毛・くせ毛の人

例えば、直毛やくせ毛の人は、髪のまとまりや指通りを良くするためにも、「シリコーン配合」のコンディショナーがオススメです。シリコーンによって手触りが良くなり、しっとり感が出て髪がまとまりやすくなります。

髪が細い、ボリュームがない人

逆に髪がべたつきやすい、ぺたんとしやすい、細い人はノンリコーンが良いですね。同じノンシリコーンでも、ふんわりと仕上がる「カチオン配合」のものがオススメです。

乾燥やパサつき、ダメージが気になる人

乾燥やパサつき、ダメージが気になる人は、保湿や補修成分が配合されたタイプが良いでしょう。アルガンオイルやホホバオイル、シアバターなど、植物油が配合されたものも、乾燥やパサつきに効果があります。

下に、コンディショナーを構成しているカオチンやシリコーン、保湿成分のうち代表的なものをまとめてみました。

カチオンの代表成分

・べヘントリモ二ウムクロリド
・ジステアリルジモニウムクロリド
・セトリモ二ウムクロリド
・ステアラミドエチルジエチルアミンなど

シリコーンの代表成分

・ジメチコン
・シクロメチコン
・アモジメチコン
・ジメチコールなど

保湿・補修成分

・セラミド
・加水分解ケラチン
・加水分解コラーゲン
・加水分解コンキオリン(真珠由来のタンパク質)
・ポリクオタ二ウムー51、61(リピジュア)
※加水分解のものは、分子が小さいので浸透性がよいのが特徴です

コンディショナーを選ぶ際は、その効果だけでなく含まれている成分も確認してみると良いですね。

ポイント2:髪形

カラーリングをしている人やパーマをかけている人、ロングヘアの人は、髪がどうしても傷みやすくなります。そのため、シリコーン配合のものや補修成分が配合されたタイプのコンディショナーがオススメです。

また、ショートヘアーはノンシリコーンでカチオンタイプのものが良いですね。カチオンは、べたつきがなくふんわり仕上げてくれるのでオススメです。

ポイント3:季節

シャンプーは季節に合わせて使い分けをするのが好ましいのですが、コンディショナーは髪のダメージや状態で使い分けるのが重要。

基本的に季節を意識してコンディショナーを選ぶ必要はないでしょう。

ただし、やはり冬場は乾燥しやすく髪がパサつきやすくなります。そんな時は帯電防止効果のあるものや、保湿効果に優れたコンディショナーを使うようにするのがおすすめですよ。

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