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無気力の原因って? 何もしたくない日の過ごし方

大塚統子(心理カウンセラー)

三浦一紀

何もしたくないと思う原因って?

気力がわかないときは、心が疲れていたり、燃え尽きていたりしています。同時に、今までのやり方ではうまくいっていないので、新しいやり方にチェンジしたいという心のサインの表れでもあります。

「自分が我慢すればうまくいく」「自分がやるしかない」など、本当はしたくないことを無理して続けてきた場合、心が「もうヤダ」「虚しい」「休みたい」と無気力になることがあります。たとえば、ついひとりで抱え込む癖があるのだとしたら、人を頼るとか「助けてほしい」とお願いすることも取り入れていくと、心に余裕ができて気力が戻ってくるでしょう。

「誰かに何かをやらされている」と思っている場合、自分がやりたいようにできない不自由さ、相手に振り回されている不満を感じています。心のどこかで、「自分がしたくてしていることではない」と怒っています。誰かに「わかってほしい」気持ちがあるのに理解されなくて、「もう何もしたくない」と心がストライキを起こしているのなら、まず「私は何をわかってほしいと望んでいるのか」を自分自身が理解してみましょう。自分の気持ちに気がつけると、気力を取り戻すきっかけが見つかるかもしれません。

人はみな、自分が置かれた立場などで、女性は○○するもの、彼女なら○○するもの、新人なら○○するもの、先輩なら○○するもの、などと思い込んでいることがあります。そして、この思い込みによって「私は○○しなければならない」と自分自身にノルマを課し、人に対して「△△なのに○○していない」とイライラします。そして、「やらなければいけないことがいっぱいある」「思い通りにいかない」とウンザリして無気力になることがあります。この場合、自分の思い込みの修正をすると心が楽になり、活力を取り戻すでしょう。

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