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【ケース別】結婚生活が辛いと感じた時の対処法

中村はるみ

三浦一紀

愛する人との結婚は、夢が膨らみ心を弾ませます。しかし、いざ結婚生活がはじまると辛いことも多いですよね。そこにはさまざまな不満と理由があるのでしょう。そこで辛いと感じたとき、どのように対応すれば幸せになれるか、夫婦円満コンサルタントの中村はるみさんにケース別対策を聞きました。

ケース1:夫婦間の価値観が異なるのが辛い

そもそも異性である夫婦の価値観は異なります。価値観が異なるからこそ、結婚した意味があると考えてみてはいかがでしょうか。

夫婦に性格テストをした結果、「妻が一番低い分野は夫が高く、夫が一番低い分野は妻が高い」このようなパターンの夫婦が大多数でした。これを「補い合える関係=補完関係」と呼びます。人間は、異なる性格の異性を選ぶようにプログラミングされていると言われています。異なるDNA同士の子孫は多種多様となり、生き残る確率が高くなるからです。

夫の価値観を「そういう考え方もあるんだ」と受け取ると、あなたの視野+夫の視野、2倍の広い視野で問題に対応できます。これこそ男女の「補完関係」の土台。具体的には、以下のポイントを意識するといいでしょう。

(1)夫に“してほしいこと”を伝える

あなたはどのような夫婦生活にしたいですか? 無粋な夫に「女心を察して」と要求するのは難しいもの。夫には具体的にしてほしいことを伝えましょう。

(2)夫のことを知る

夫の考え方の理由や生い立ち、仕事のこだわりを知っていますか? 夫は女心がわかる男なのか無粋な男なのか、意地っ張りなのか素直なのかを分析するために、まずは情報を集めましょう。「そうなんだ」など相づちを打ちながら話を聞く、そして夫に自慢話をさせると簡単にそれが収集できます。

(3) あなたの価値観+夫の価値観=2人の新たな価値観を作る

価値観は年齢と経験、環境で変化します。譲れないあなたの価値観は、親や周囲からすり込まれた価値観かもしれません。「今は2人で作っていく価値観の情報収集の最中。価値観が平行線でもOK」と考えて、夫の話に耳を傾けましょう。

(4)先に夫をドヤ顔にすると、あなたの意見が通りやすくなる事実

他人とひとつ屋根の下で暮らすには、相反する相手の価値観や生活習慣を認めることが基本。それを知りながらも否定したいのが人間です。そんなときは、あなたの考えが夫に届きやすくなる会話術を意識してみてください。

まずは、あなたが幸せになること(目的)に集中しましょう。次に、夫が難しいこと(女心を察してなど)は諦めます。夫が発するほとんどの言葉の裏には「ドヤ顔をしたい」という心理が隠れているため、その心理を利用するのです。

認める言葉:「確かにそうだよね」「正論」「論理的」などを伝えることにより夫を先に「ドヤ顔」にさせます。その後、あなたの考え (望み)を伝え、夫の影響:「安心する」「嬉しい」「助かった」や、愛の告白言葉:「好きだから」「惚れているから」「女心よ、理屈じゃないわ」で夫を喜ばせると、夫が「そうだね」と言う可能性が高まります。

例:「確かにそうだよね(認める言葉)+そして私は一緒に行きたいの (望み) +一緒だと安心するから (夫の影響)」このように伝えると、あなたの考えを夫は受け入れやすくなり、このアプローチで2人の価値観作りがスタートします。

ひとつの価値観に囚われて「この人とは合わない」と、簡単に関係を終わらせないでください。まずは夫の意見を受け取ることからスタートしてみましょう。

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