「追われる恋」と「追う恋」どっちが幸せ？ メリットと男性に追われる女性になる方法
女性は「追われる恋」の方が幸せと言われるのはなぜなのでしょうか？ また、追われる恋のメリットとは？ 心理コーディネーターの織田隼人さんに、追われる恋が幸せな理由と、男性が追いたくなる女性の特徴を教えてもらいました。
「追われる恋」と「追う恋」どちらが幸せなのでしょうか？
もちろん人それぞれ価値観は違うものの、恋愛や結婚において女性は「追われる恋」の方が幸せになれるとはよく聞くものです。でも、それってなぜなのでしょう？ そもそも、男性が追いたくなる女性の特徴とは？
この記事では、追われる恋をするための方法について、心理コーディネーターの織田隼人さんのアドバイスを交えながら紹介します。
「追う恋」と「追われる恋」幸せなのはどっち？
恋愛関係においては、お互いの気持ちのバランス関係がとても重要だといえます。しかし、もしもどちらかの気持ちのウェイトが大きいとしたら、あなたは「追う恋」と「追われる恋」のどちらを選ぶでしょうか？
まずは女性たちに、「追う恋」と「追われる恋」のどちらが幸せだと思うのか、調査してみました。
Q.「追う恋」と「追われる恋」だとどちらが幸せだと思いますか？
追う恋 28.3％
追われる恋 71.7％
（※1）有効回答数371件
「追われる恋」派の方が多いようですね。それぞれ理由を聞いてみました。
「追う恋」が幸せだと思う派の意見
まずは、「追う恋」の方が幸せだと回答した人の意見を見ていきましょう。
（1）追う恋は正直でいられる
・「自分の気持ちに正直に恋をすることができるから」（女性／34歳／建設・土木／事務系専門職）
・「自分から動けるし感情に素直になれる」（女性／31歳／小売店／販売職・サービス系）
自ら好きな人を追う形になると、自分の心や気持ちに正直に行動することができます。自分の感情の赴くままに、自由に恋愛を楽しむことができるため、追う恋のほうが楽しく感じられるという女性もいるようです。
（2）自分が好きでいた方ががんばれる
・「自分が好きという感情で恋愛のモチベーションを保てるから」
・「追う恋の方が、相手を振り向かせるために色々、がんばるから」（女性／32歳／医療・福祉／専門職）
好きな気持ちがあると、その気持ちを原動力にして努力をすることができるという女性もいます。恋する気持ちは、何よりの自分のエネルギー源になるという女性にとっては、追われることよりも自分が好きな人を追うほうがいろいろとがんばることができるようです。
（3）自分磨きに力が入る
・「追われる恋だと、相手がいつまでも自分を好きでいてくれそうな感覚に陥って、相手に甘えてしまう。追う恋だと、自分磨きもするし、片思いの方が楽しいことも多いから」（女性／32歳／医療・福祉／専門職）
・「自分磨きをするようになり人間性も良くなる」（女性／28歳／医薬品・化粧品／その他）
好きな人がいるというだけで、自分磨きに力が入るという人もいるでしょう。好かれることによっても美しくいようと努力する気持ちが湧いてきたりもするものですが、相手を振り向かせようという気持ちがあることで、より自分磨きに力が入るという女性もいるようです。
「追われる恋」が幸せだと思う派の意見
続いては、「追われる恋」の方が幸せだと回答した人の意見を見ていきましょう。
（1）追う恋はつらいから追われていたい
・「追う恋はつらいだけ。追われていた方がいい」（女性／30歳／その他／販売職・サービス系）
・「追いかけても振り向いてもらえなければ虚しいだけ。最終的に疲れてしまう」（女性／33歳／小売店／販売職・サービス系）
一方、追いかけるだけの恋はつらいばかりだという意見もあります。そんなつらい思いをするくらいなら、自分から追いかけるのではなく追いかけてもらったほうが幸せになれるという女性も多いようですね。
（2）愛されているという実感を得られる
・「愛されている実感があるから。追いかけてばかりだと疲れるから」（女性／29歳／機械・精密機器／事務系専門職）
・「求められているという満足感が多く得られるから」（女性／27歳／団体・公益法人・官公庁／秘書・アシスタント職）
また、男性に追いかけられる恋の場合、好かれていたり愛されていることが前提になります。男性に追われると、愛されていると実感できるという声もありました。自分が追いかけてそれに答えてもらうよりも、愛されていると実感しやすいかもしれませんね。
（3）愛されることで余裕ができる
・「愛されていることで心に余裕が生まれるから」（女性／26歳／アパレル・繊維／事務系専門職）
・「追われるほうが精神的に余裕があるから」（女性／31歳／機械・精密機器／事務系専門職）
恋愛をしているときは、心に余裕がないとうまくいかないことも多くなってしまいがちです。愛されて追われる立場になることで、自然と余裕が生まれてよい関係が築けることもあるのではないでしょうか。
追う恋のほうが幸せだと感じている女性の意見としては、相手を振り向かせるために自分磨きをしたりさまざまな努力をすることが楽しく充実していると感じられるからといった意見が多かったです。
一方、追われる恋のほうが幸せだという女性の意見としては、追いかけて報われなかったときのことを考えると、追われる恋のほうがつらさもなく安心感があるという声が多かったです。
女性にとって「追う恋」より「追われる恋」が幸せな理由とは
女性たちのアンケート結果からだけでなく、一般的にも女性は「追われる恋」のほうが幸せだと言われることが多いですよね？ その理由について心理コーディネーターの織田隼人さんに教えていただきました。
「恋愛の盛り上がりについては、女性の方が男性よりもあとで盛り上がる傾向があります。特に手をつないだりキスをしたあと、そして体の関係を持ったあとに女性は一気に男性を好きになるのに対して、男性は体の関係以降に恋愛が醒め気味になる傾向があります。
つまり、先に女性が盛り上がっている場合には、体の関係も早く進み、結果的に男性の恋愛感情がすぐに醒めてしまいやすいのです。
『追われる恋』の場合は、男性が追いかける側で女性は追いかけられる側なので、男性の恋愛感情が盛り上がっている期間が長くなる傾向があります。そして、手をつないだりキスをしたりして、セックスにいたるころには男性もたくさんの時間をかけて女性に投資をしている分、より好きになっていることが多いです。ですので追われる恋愛の方が幸せといわれるのです」
「追いたくなる女性」と「ならない女性」の違い
男性に追われる立場になるためには、男性がつい追いたくなるような女性であることが重要になりそうです。
追いたくなる女性とそうではない女性とではどのような違いがあるのか、男性たちに正直なところを聞いてみました。（※2）
（1）絶妙な距離感があるかどうか
・「距離が近すぎず、遠すぎずといった距離感だと追いかけたくなるが、近すぎたり、遠いとあまり気にならなくなる」（男性／35歳／建設・土木／技術職）
・「距離感を近づけたり遠ざけたりする人。心を惑わされて、その人への興味が尽きないから」（男性／28歳／情報・IT／技術職）
・「追いたくなる女性は、遠すぎない距離にいる人。手の届かない相手は追わない」（男性／27歳／学校・教育関連／その他）
あまりにも遠すぎて手が届かないような女性や、近すぎて簡単に手に入ってしまいそうな女性に対しては興味をひかれないことも多いようです。
適度な距離感で、難しそうだけど少しがんばればいけるかもしれないくらいの相手のほうが、追いかけたくなってしまうようです。
（2）魅力が感じられるかどうか
・「具体的にはわからないが、魅力を隠している人」（男性／29歳／医療・福祉／専門職）
・「小悪魔的な魅力があるかどうか、ツンデレ感」（男性／28歳／商社・卸／営業職）
・「追いたくなるのは魅力的な要素をもってる人、追いたくないのはやる気のない人」（男性／28歳／医薬品・化粧品／営業職）
一目見て魅力的な女性も素敵ですが、正体はよくわからないけれど惹かれるような秘めた魅力が感じられる女性だと追いかけたくなってしまう傾向があるようです。
その魅力の正体が知りたくなってしまうからなのかもしれませんね。
（3）一生懸命に努力をしているかどうか
・「やさしくて何にでも一生懸命な人は追ってしまう」（男性／36歳／医薬品・化粧品／その他）
・「追いたくなる女性は常に努力して自分に磨きをかけている女性。追う気にならない女性は怠け者」（男性／34歳／その他／その他）
・「魅力的であり続ける努力をしているかしていないか」（男性／34歳／団体・公益法人・官公庁／事務系専門職）
自分磨きや仕事など、何かに打ち込んで一生懸命努力をしている女性は魅力的に感じられるものです。
そうした様子が見られる女性は、そうでない女性と比べてもつい追いかけたくなってしまう存在のようです。
（4）控えめな性格かどうか
・「少し引っ込み思案の女性だと、追いたくなってしまう」（男性／34歳／電機／技術職）
・「追いたくなるのは、自分に自信がなさそうな女性。自分が自信をつけてあげたくなる。追う気にならないのはめんどくさい女性。すぐにこちらの興味がなくなる」（男性／37歳／不動産／販売職・サービス系）
・「魅力があるけど控えめな女性。もっと相手のことを知りたくなる。自己アピールをガンガンされるとあまり追いたいとは思わなくなる」（男性／29歳／通信／販売職・サービス系）
自信たっぷりでぐいぐい来る女性よりも、少し自信なさげで控えめな女性のほうが魅力的に感じられる男性もいるようです。
ただしこの意見に関しては、反対意見もあるのでその女性の魅力次第という部分もあるかもしれませんね。
▶次のページでは、女性から追われることに対する男性の本音を紹介します。
