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この行動はNG? 「幸せになれない女」がしていること

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

恋愛と幸せの関係性

「あの人と話すだけでドキドキしちゃう」
「あの彼と会えると思うとウキウキしてしまう」

……女性なら誰しも恋をしてそんな思いをしたことがあるはずです。しかし、恋愛がもたらすものは“ときめき”だけではありません! 恋愛には女性にとって「いいことがいっぱいある」のです。

恋愛は人生を幸せにする?

恋がもたらすプラスの作用はいろいろあります。恋愛すると外見はもちろんのこと、考え方や価値観、交友関係にも変化が現れるでしょう。

恋がもたらす幸せ効果~興味の幅が広がる、視野が広がる!

恋の基本は相手を知ることにあります。お付き合いしていくうちに彼の趣味、好きなこと、好きなものに感化されてゆくでしょう。

彼の好きなものに興味を持つことで自分の視野は広がります。今まで手を出したことがなかったことも、相手と共有することで「おもしろいな」「楽しいな」と喜びは倍になるでしょう。

人は誰かと深く関わることがなければ、考え方や嗜好も偏ってしまいます。知らなかったことを知る機会を得て、凝り固まっていた自分の世界から抜け出すことで柔軟性も持てるのです。

恋がもたらす幸せ効果~きれいになれる!

恋愛すると、女性はひとりでいるときより確実にキレイになります。それまで外見を磨くことをおろそかにしていた女性だって、美意識が高くなるのです。今まで気にならなかったことが気になりだし、服装や髪型だけでなく、スキンケアやボディのお手入れにも力が入るでしょう。

女性というのは男性の前に出るときには「少しでもキレイでありたい」と思うもの。そして相手に褒められれば褒められるほど「もっとキレイになりたい!」と努力しようとするものです。女性は恋して美しくなることでますます男性から愛されるのです。

恋がもたらす幸せ効果~笑顔が増える、人に優しくなれる!

恋愛が充実しているとまわりの人間も幸せにすることができます。なぜなら、人は自分が愛されていると他人にも優しくできるからです。

「あの人、彼氏ができたら穏やかになったね」
「前みたいにトゲトゲしさがなくなった」
「声をかけやすくなった」
なんてことが起こるのです。

顔つきや表情が明るくなれば、自然と人が寄ってきます。これまであまり話したことのなかった人や、あなたを苦手としていた人も近づいてくるでしょう。そうなると人脈も増え、あなたの会話のスキルだってどんどん磨かれてゆくのです。

「彼氏いないときより彼氏ができたらやたらモテはじめた」なんていうのは当然のことと言えるでしょう。恋愛している女性は「前より魅力的になる」のです。このように恋愛にはさまざまな相乗効果があるのです。

幸せを遠ざける恋愛の仕方って?

あなたは知らず知らずのうちに、自ら恋の幸せを逃すような行動を取っているかもしれません。「今のままじゃ幸せにはなれない」ということを認識しましょう。

女子会ばかりしている

自分の意見に共感してくれる女友だちと一緒にいればテンションは上がるでしょう。「なにそれ! そんな男! ありえな~い!」「○○ちゃんは悪くない! その男が悪いんだから!」など友だちに言ってもらえば安心するかもしれません。でも愚痴や不満を吐き出して「わかるわかる~」なんて言い合っているだけでは自分は成長しません。「毒出し女子会」「傷の舐めあいの女子会」ではなにも得られません。

自分が前に進みたいなら「だよねだよね~」ではなくて「それはちがうんじゃないの?」とちゃんとダメなところを指摘してくれる友だちを選ぶべきでしょう。

「ありのままでいいよね」自分を変える必要がないと思っている

「ありのままの私を受け入れてほしい」という“ありのまま思考”では幸せな恋愛はできません。

「このままの私でも大丈夫」「ありのままの自分を愛して」というのは傲慢です。もし、あなたが男性から
「デートプラン考えるのは苦手だし、ドライブや外食も億劫だけど……それでかまわないなら付き合うよ」と言われたら受け入れるでしょうか? 「今の仕事好きじゃないけど転職するのも面倒……稼ぎも少ない僕だけど、このままの自分でも好きになってくれる?」と言われたらどうでしょうか。

「え!? 努力すらしてくれないの」と思うハズです。

恋愛においては努力の影があってこそ、互いをリスペクトできるのです。愛される人は自分を高める努力や、相手が欲するものを与えようと努力しているのです。

「素の自分を好きになって」「このままの私を受け入れて」というのは、自分の怠慢さを正当化しているに過ぎないのです。

「こんなはずじゃなかった……」「あのときこうしてたら……」とタラレバしている

学生時代の友だちや会社の同僚は次々と結婚していき、自分だけが置いてきぼりをくらうと“タラレバ思考”に陥りがちになります。

「あのとき彼と別れてなかったら……」
「あのときに戻れれば……」
「こんなはずじゃなかったのに……」
と今の状態にため息をつくタラレバ女子は、意外と自信家。

当時は「私にはもっといい男が現れる」「この人じゃなく他に運命の男がいるはず」と平気で男性を値踏みして切ってしまったのです。

しかし、現実は昔の男以上の優良物件には出会えない……。だからこそ、元カレを思い出しては「タラレバ」してしまうのです。

自分が幸せになれなかったのは自分の欲深さのせいなのです。

「私、理想高くない」「誰でもいい」「普通の人で」というのが口癖

「ぜいたくなんて言わない。本当に普通の人でいいの」
「お金持ちだとかイケメンだとか望んでない」
……「普通で構わない」という女性というのは謙虚なようでいて、本当は理想が高いことに本人は気づいていません。普通レベルの男性を求めている女性は“多くの項目に対して平均値を求めている”からです。

「年収450万円以上」「年齢差は5歳くらいまで」「契約社員や自営業じゃなく一般企業勤務か公務員」「身長は自分より高く、体型は中肉中背」「性格は真面目」「親と同居してない一人暮らし」
……これらのひとつひとつで見れば決して理想は高くはないでしょう。しかし、これらの「要素」をすべて満たしている男性となると話はちがってきます。

「年収450万円以上で性格は温厚……だ、け、ど、親と同居している」のように、イケてない要素も持ち合わせているのがいわゆる普通の男性なのです、

女性がいう「このくらいは普通でしょ」という条件をいくつも兼ね揃えているなら、それはもう“ハイスペック男子”!

「いやいや、私、ぜんぜん普通の人でいいの」と口では言いながら、年収だけでなく見た目も、仕事も、性格も、ライフスタイルも平均点を求めていたら十分高望みなんです。相手の男性に「多くのことは求めていない」と言いながらも、実は多くを求めている女性に幸せはやってこないのです。

あなたが幸せを手に入れるには?

現実から目をそらさず客観的に自分を見るようにしましょう。30オーバーにもなれば、社会や仕事においては結果や責任が求められますが、恋愛や結婚においては、男性から若いときとはちがうことを求められているのです。今のあなたは男性の望むものを与えてあげられるでしょうか。

自分のことを棚に上げてナマケモノでいてはイケナイのです!

あなたのまわりにいる恋愛がうまくいっている女性やゴールインしている友人をちゃんと観察してみましょう。「だって素材がちがう」「所詮顔でしょ」……なんて彼女たちを恨んでいる暇はありません。恋愛がうまくいってるのは、彼女たちが顔やスタイルに恵まれているからではありません。男性を気持ちよくさせる言葉や喜ばせる仕草を心得ているからなのです。

目の前に恋愛で結果を出している立派なお手本がいるのに、そこからなにも学ばないのは愚かなことです。

「自分には足りないモノ」を認めて、お手本にしましょう。

彼女たちは「どうすれば男性から好かれるか」「どんなふうにすれば愛されるか」を試行錯誤して実行してきた人たちなのです。

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