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【漢方座談会】PMSは正常な証拠!? 医師が教える「PMS」の基礎知識

伊藤康江

足がむくんだり、イライラしたり、無性にチョコが食べたくなったり……。生理前になると、さまざまな不調があらわれる方も多いのでは? そこで、女性ならではのお悩みである「PMS(月経前症候群)」をテーマに、座談会を開催。マイナビウーマン読者の沙季さん(29歳)、愛莉さん(25歳)、京さん(27歳)に、心と体にどんな不調が出るのか、実践しているPMS対策について語ってもらい、霞が関ビル診療所の丸山綾先生に、PMSの原因と対策を教えてもらいました。

座談会参加者PROFILE (写真左から紹介)

沙季さん(29歳/金融/クリエイティブ職)
京さん(27歳/メーカー/開発職)
愛莉さん(25歳/出版/営業職)

些細なことにイラッ! 眠いし倦怠感があるし、生理前は絶不調!

沙季さん やっぱり、一番はイライラですね。主人のちょっとした行動にイラッときて、八つ当たりしています。洋服が脱ぎっぱなしだったり、部屋が散らかっていたり。

京さん わかります! 私も彼がドアをバタンと閉める音にイラッとくる。

愛莉さん 電気がつけっぱなしとか、ほんの些細なことで怒りっぽくなりますよね。会社でも、いつもと同じことを言われているだけなのに「この人には、もう絶対しゃべりかけないし!」とイライラしちゃう。その一方で、失敗したことにいつも以上に落ち込んだり。感情の起伏が激しくなるみたい。

京さん たしかに。普段、気にしないことでもクヨクヨしたり、なかなかテンションがあがらなかったりしますね。

愛莉さん 私、肩こりがひどいんですが、体調が悪いと気分も滅入ってしまって、どんどんネガティブになってしまいます。それに、いろいろなことがめんどうくさくなって何もしたくない病に。家事もしたくないし、お風呂にも入りたくないし、会社では営業なのに電話もしたくなくなる(笑)。

沙季さん 私も出かけることが億劫になり、お化粧することさえめんどうに。

京さん 私は日中、すごく眠くなります。睡眠時間は足りているはずなのに……。特にお昼を食べたあと、眠すぎて仕事に集中できないくらい! デスクワークがつらいです。

沙季さん むくみも気になります。特にふくらはぎのむくみがひどくて、夕方になるとパンプスがパンパンに。足全体が重くなって動きたくなくなります。

京さん 私は便秘気味に。体全体がむくんでる感じも。生理がくると解消されるんですけどね。

沙季さん そうそう。体重も生理前は増えて、生理後は減る。なんかデトックスみたい!

愛莉さん 私はもともと片頭痛持ちで、生理前になると症状が悪化します。肩こりの痛みが顔にまで広がって、通勤時に気分が悪くなることも。胃の調子が悪くなったりもしますね。

★丸山先生教えて! PMSの症状には何がある?

PMSに見られる症状というのは、人によってさまざま。みなさんが挙げている症状のほかに、胸の張りやガスがたまっておなかが張るなどの症状もよくあります。診療に来る方は、「イライラをなんとかしたい」というお悩みが多いですね。次に、眠気、泣きたくなるなどの気分の落ち込み、と続きます。体にあらわれる症状よりも、自分ではなかなかコントロールのきかない心の不調をどうにかしたいと訴える方が多いですね。

人によって症状に差が出るのは、体質もありますが、ストレスによるところも無視できません。ある程度、仕事が任されるようになったり、仕事と子育ての両立を強いられたり、アラサー世代はストレスフルな時期でもあり、症状が重くなりがちです。

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