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婚活こじらせ女子への処方箋~結婚につながる恋愛のはじめ方vol.1~

織田隼人(心理コーディネーター)

(3)母の影が重くのしかかる「母親とらわれ女子」

小さなころから母親の顔色ばかりをうかがい、“母親が喜んでくれること”を最優先に物事を決める「母親とらわれ女子」。結婚相手も“自信を持って母親に紹介できる”かどうかで判断するので、自分の気持ちはあとまわしになってしまい、「この人!」と思える人と出会えない傾向が……。

そんな母親とらわれ女子が婚活をこじらせてしまっている原因は、「男の趣味がお母さんとちがうことにあります」と織田さん。つまり、自分が「この人いいな」と思っても、「お母さんはこういうタイプは好きじゃないから」とアプローチするのを躊躇してしまうため、なかなか結婚につながらないよう。

その悪循環から脱出するには、まず「あくまで母親は他人だ」と強く意識することが重要。「結婚すれば、残りの人生を一緒に過ごすのは男性ですから、“母親よりも男性を優先する”スタイルを取り入れましょう。そして、母親と意見が合わないことには『嫌』とはっきり伝えるクセをつけるべきです。そのせいで仲が険悪になった場合は、意見を主張し合うよりも、部屋にこもったり外出したりするなど、母親から逃げることを優先してください」。

こうして母親と物理的な距離を置くことが、こじらせ脱却への近道に。実家暮らしであればひとり暮らしをするなどして母親から離れたいところですが、無理なら「母親が嫌がりそうなことをあえてやる」のも一案。「母親の好みではないおしゃれをしたり、夜遊びをしたり。もちろん、うるさく口出しされると思いますが、それが耐えられるようになったら、すでに精神的な独立がはじまっていますよ」。

また、母親とらわれ女子は真面目な人が多いため、婚活をするなら「弾けられる場」に参加するのがいいとのこと。「みんなでわいわいお酒を飲んで楽しむパーティーや、ボーリングなどアクティブに体を動かすイベントなんかがオススメです。母親のことが頭の片隅に追いやられるので、その人本来の魅力も出しやすくなりますよ」。

(4)とにかく自分に自信がない「性格ネガティブ女子」

「私なんて……」が口癖で、外見にも中身にも自信を持てない「性格ネガティブ女子」は当然、婚活の場でもネガティブさが全開に。気になる男性がいても積極的にアピールすることができません。さらに「自分のことをまわりの人に気にしてもらいたい」という願望があるため、周囲にフォローを求めやすい特徴も。

しかし、ネガティブな発言ばかりをされると、いくら仲のいい女友だちでも嫌気がさすもの。気づけばまわりに誰もいなくなったなんてことにならないためにも「自分で自分をフォローするクセをつけたほうがいい」と織田さんは言います。「その際、結果ではなく、がんばったことを褒めるようにしましょう。たとえば『美容院で髪を切った私、えらい』など、ちょっとした行動もいちいち褒めていると、『私なんて……』が口癖の人も、最終的には『でもがんばったしね』と気持ちを前向きに持っていくことができるようになります」。

また、恋愛面で少しでも自信をつけるためには、「男ウケする外見をつくる」のもいい方法なのだとか。「メイクやヘアスタイル、ファッションを男性好みに変えると、相手の態度も少しだけ変わります。それによって自分の価値を再発見できますし、相手が好意的に接してくれるようになることで、自信も出てくるはずです」。

ちなみに、織田さん曰く「今回紹介している4 タイプのうち、性格ネガティブ女子がもっとも婚活で成功できる可能性を秘めています」とのこと。「このタイプは自己評価が低いだけで、人を攻撃していません。だから男性からすると、接していてもそんなに怖くない。むしろ外見が好みであれば“守ってあげたい女子”に昇格します。ですから、男ウケする外見をめざすのは、非常に効果的なんですよ」

そのため婚活でも、いろんな場に顔を出す前に、まずは“見た目”を鍛えることからはじめるのがいいそう。「毎日自撮りをして、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSにどんどんアップしましょう。イタイと思われるのでは……と不安に思うかもしれませんが、そこは気にしなくてOK。何人かでも褒めてくれる人がいればいいんです。褒められると伸びるタイプなので、かわいさにも磨きがかかっていくはずです」

まとめ

織田さんによると、「自分の心を受け入れてもらいたいという思いを強く持ちすぎないこと」もスムーズに婚活を進める秘訣だとか。「受け入れてもらいたいことだけを主張するのではなく、相手の立場にも立って、男性のこういう部分は受け入れられますよというアピールをできる人のほうが、カップルになりやすいですよ」とのこと。確かに、結婚生活はお互いの歩み寄りが必須。婚活の段階からその姿勢を大切にできれば、婚活こじらせ女子からすぐに脱却できそうですね!

(監修:織田隼人、取材・文:ヨダヒロコ/六識、イラスト/寺澤ゆりえ)

婚活こじらせ女子への処方箋~結婚につながる恋愛のはじめ方vol.2~は4月20日更新。お楽しみに!

※この記事は2016年04月19日に公開されたものです

織田隼人(心理コーディネーター) (心理コーディネーター)

心理コーディネーター。男女の心理のちがいを伝えることで、男女の行きちがいを少しでも減らすのが目標。著書に「やっぱり彼と復縁したい貴女へ」「彼女と復縁する59の方法」「愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女」などがある。

HP:http://oda999.tea-nifty.com/blog/
ツイッター:https://twitter.com/oda_hayato

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