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婚活こじらせ女子への処方箋~結婚につながる恋愛のはじめ方vol.1~

織田隼人(心理コーディネーター)

結婚願望はあるけれど、なかなか婚活がうまくいかない悩みを抱えている女性は多いはず。長らく彼氏ができず恋愛の仕方がわからなくなってしまったり、自分に自信がなくて積極的に行動できなかったり……。そんな「婚活こじらせ女子」を4つのタイプにわけて、専門家が解説! 今回は、「恋愛ごぶさた女子」「減点方式女子」「母親とらわれ女子」「性格ネガティブ女子」に向けた“こじらせ脱却メソッド”を、心理コーディネーター・織田隼人さんに伺いました。

織田隼人さんが解説! 婚活こじらせ女子とは?

こじらせ婚活女子の共通点は、「結婚を重く考えすぎていること」だと織田さん。「本来、結婚とは、出会って、あいさつをして、会話をして、少しずつ好きになって……と階段をのぼっていくように到達するものなのに、彼女たちはそのステップをいっさい無視して、出会った瞬間から結婚生活のシミュレーションまでしてしまうんです。そうなると、相手に対するチェックも厳しくなるので、いっそう結婚へのハードルを上げてしまうことに。その結果、余計に結婚から遠ざかってしまうという悪循環に陥っています」

そんな彼女たちは、男性から「怖い」と見られているのだそう。「男性は、自分が女性から査定されていることに気づいています。そのため女性の反応に敏感になり、きっと自分はダメなんだろうなと一歩引いてしまう。そんなふうに、お互いにけん制し合ってうまくいかないパターンは非常に多いですね」

「婚活をこじらせている4つのタイプも、それぞれ結婚を重く考えてしまっている要因がある」と織田さん。そこで、「恋愛ごぶさた女子」「減点方式女子」「母親とらわれ女子」「性格ネガティブ女子」たちが、もっと気軽に婚活を楽しむための具体的な方法をアドバイスしてもらいました。

4タイプの「婚活こじらせ女子」への処方箋

(1)恋の仕方を忘れてしまった「恋愛ごぶさた女子」

男女関係なく友だちは多いけれど、“恋人”と言える存在は長らくいない「恋愛ごぶさた女子」。仕事や趣味が充実しているため、「結局ひとりがいちばん楽」と恋愛をあきらめている人も多いようです。女の自分を見せることに恥じらいがあり、「いいな」と思う男性が現れたとしても、気にしていない素振りを見せてしまうため、余計に婚活をこじらせてしまう結果に。

織田さん曰く、「彼女たちの一番の問題は、恋のときめきがないこと」だそう。「ときめき体質になるためには、妄想力を鍛えることからはじめましょう。たとえば、街でイケメンを見かけたら、『この人とデートしたらどんな感じかな?』と、“自分を主人公にして”想像してみる。相手はひとりに絞らず、いろんな人で妄想することも大切です。それが当たり前になると恋愛感度も高くなるので、現実の出会いでも、『もしかしてこの人は私に気があるのかな?』と思えるようになり、恋愛にも発展しやすくなります」。

趣味にお金を費やしている人は、支出の内訳を見直すことも大事だとか。「人は、お金や時間を投資すると、リターンを得ようという気持ちになるもの。恋愛ごぶさた女子は、おしゃれなど恋愛につながるような投資を積極的にしてください」。また、出会いの場へ足を運ぶのも、恋愛につながる投資に。織田さんがオススメするのは、「合コン」。「できれば、開催者になりましょう。企画すればするほど時間もお金も費やしますから、恋愛をしなくてはいけない気持ちになるはずですよ」。

どうしても合コンが苦手ということであれば、男友だちと2人で出かける機会を設けるようにしましょう。「その際には、彼と手をつないだらどうなるだろう、と付き合っている妄想を楽しんでほしいですね」。

(2)男性の悪いところばかり目についてしまう「減点方式女子」

男性を選ぶとき、何より“スペック”を優先させてしまう「減点方式女子」は、理想が高いため、いざ付き合ってもつい粗探しをしてしまい、結局別れを迎えてしまう傾向が。周囲にどう思われているかを気にするタイプなので、婚活に対しても「プライドが許さない」「いい人がいるわけがない」とうしろ向きで、結婚がどんどん遠ざかってしまっているよう。

そんな彼女たちに対して、織田さんは「自分にとってパーフェクトな男性と結婚するのは無理だと理解するしかない」と断言。「たとえば、平均的な男性よりも10個上の条件を求めると、単純にその相手は2の10乗=約1,000人に1人しかいない計算になります。そういう男性を射止めるには、自分も1000人いる女性の中で1番になっていないとダメ。このタイプの女性はそのレベルに達していないから、こじらせているわけです。まずはそのことをしっかり自覚しましょう」。

その上で、つい減点してしまうクセを直すことが必須。「相手のいいところを見つけるのは難しいので、まずは毎日『ありがとう』を言う習慣をつけましょう。コンビニでおつりをもらったとき、レストランで注文したものが届いたときなど、日常のささいなことすべてに『ありがとう』を言い続けるうち、減点グセもなくなっていきます。また、素直に喜ぶ姿勢を持つことも大事。『おいしい』や『楽しい』を言葉にするのは、実は褒めることにもつながっています」。

婚活では、プロフィールが明確な結婚相談所や、年収や職業など条件で区切られたイベントではなく、さまざまな人が集まる婚活パーティーが◎。「このタイプは、行きあたりばったりでその場に臨み、意気投合できる相手を見つけるほうがうまくいくはずです」。

(監修:織田隼人、取材・文:ヨダヒロコ/六識、イラスト/寺澤ゆりえ)

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