お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

ネットで話題の「#猫バンバン」を知ってる?

#猫バンバンとは?

暦の上では春を迎えましたが、朝夕は冷え込み、まだまだ手袋が手放せないですよね。そんな寒い時期は、が車のエンジンルームやボンネットの中に潜り込んでいることもしばしば。さらに最悪なことに、ドライバーが猫に気づかず、そのまま発車して猫が巻き込まれる事故が各地で起こっているようです。悲しい事故を防ぐ活動「#猫バンバン」が、今Twiiterで話題を呼んでいます。

猫の命を救うプロジェクト!「#猫バンバン」とは?

昨年、公式Twiiterで発信したところ大反響を呼んだ「#猫バンバン」活動。この活動をさらに進めていこうと日産自動車が今年1月に始動したのが「#猫バンバン プロジェクト」です。実際、同活動によりどれくらいの猫の命を救えているのでしょうか。

国土交通省の発表した「平成25年の自動車の事故・火災情報の統計結果」によると、平成25年におきた事故火災は63件(うち火災は25件)、装備の不具合以外の特定できなかったものが30件。統計上、火災事故や異臭とされるため、正確な数字はわからないものの、その中には猫が犠牲になっている事故も想定できます。また自動車修理業界では、「年間2000匹は超えているだろう」と言われおり、冬場における猫を巻き込んだ自動車事故は、少なくないことがわかっています。

プロジェクト発案者に聞いてみた

「#猫バンバン」オリジナル マグネットステッカー

「#猫バンバン」オリジナル マグネットステッカー

「#猫バンバンプロジェクト」をはじめたきっかけについて、日産自動車のグローバル商品広報部にお話を伺いました。

「昨年の冬に『寒い朝は猫などの動物がエンジンルームに入り込んでいることがあるので、フードなどをたたいてみましょう』という注意喚起を投稿したところ、大きな反響があったのがきっかけです。プロジェクト名の「猫バンバン」は、そのとき頂いたリプライの、「ボンネットをバンバンたたくんですね!」という言葉からとりました。活動の内容自体は昨年と同じですが、「#猫バンバン」というわかりやすい名称のせいか、SNS上でさらに大きな反響がありました。それをうけ、今年はステッカーの配布や特設サイトを用意し、このプロジェクトを開始しました。」(広報部)

SNS上ではライバルからも反響が

「#猫バンバン」の反響は一般ユーザーにとどまらず、なんとライバルであるメルセデス・ベンツ、VOLVO、フィアット、マツダ、スバル、Honda、タイヤメーカーのミシュランもツイートをリプライ、拡散し続けているほど。

Twitterでは、「タクシーの運転手さんが#猫バンバン知ってて実行しててなんかうれしかった」、「#猫バンバンしなければいけない場面に遭遇」、「猫バンバンしないとほんとに危ないんだね、きょうもべつな猫様がタイヤのところにいた」、といった体験談もたくさん投稿されています。

そのほか、猫好きのユーザーたちによる自作のイラストや画像作品の投稿・拡散もあり、「#猫バンバン」に関するTwitter投稿は、7,930リツイート、2,649いいねを、Facebookの投稿も25,255いいね!、10,851シェア、710コメントという盛り上がりを見せています。

公式メルセデス・ベンツジャパンのツイート

公式メルセデス・ベンツジャパンのツイート

公式メフィアットのツイート

公式フィアットのツイート

タイヤメーカーのミシュランもツイート!

タイヤメーカーのミシュランもツイート!

まとめ

車に乗るまえにボンネットをたたくという、ちょっとしたアクションで、救える猫の命。同プロジェクトは、ホームページから画像をダウンロードしたステッカーを車や車庫など目につくところへ貼るだけで参加できます。日産自動車広報部では、車種やシチュエーションを問わず、冬期に車に乗り込む前の習慣として広がれば、と願っている同プロジェクト。ぜひ広げていきたい活動です。

(フォルサ・岩崎弘美)

※この記事は2016年02月18日に公開されたものです

SHARE