お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

LINEをやめたい! LINE疲れの理由と解消法

織田隼人(心理コーディネーター)

ファナティック

現代において欠かせない連絡ツールの「LINE」。気軽にコミュニケーションをとれるのは便利ですが、たまに疲れてしまうことも。そのうち、日常に支障をきたすようになると「LINEをやめたい」と思うこともあるようです。今回は、女性104名と専門家の意見から「LINEをやめたい」と思う心理と対処法をご紹介します。

pexels-photo-132589

「LINEをやめたい」と思う女性心理を調査!

連絡用のツールとしてはかなり便利な「LINE」ですが、いろんな要因から疲れてしまい、LINEをやめたいと思う女性もいるようです。働く女性にアンケート調査してみました。

「LINEをやめたい」と思ったことがある女性は約4割!

Q.あなたは「LINEをやめたい」と思ったことがありますか?

「LINEをやめたい」と思ったことがある女性は約4割

・はい……39.4%
・いいえ……60.6%
(※1)

4割近くの女性が「LINEをやめたい」と思ったことがあるようです。いくら便利なツールであっても、使い方次第では嫌になることもあるのかもしれません。

「疲れた……LINEをやめたい」と思う瞬間

女性たちはどんなときに「LINEをやめたい」と思ったのでしょうか? くわしいエピソードを聞いてみました。(※2)

angry-2191104_640

グループトークのやりとりが面倒なとき

・「会社のグループLINEが休日も鳴りやまないときに、うんざりしてやめたくなる」(29歳/金融・証券/営業職)

・「グループトークに気づかず、いつの間にかいろんなことが決められていること」(31歳/医薬品・化粧品/営業職)

既読を気にしてしまうとき

・「既読を気にしたり、気にされていそうなとき、面倒と感じる」(29歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

・「既読を気にしないといけないとき」(28歳/ソフトウェア/技術職)

つながりたくない人とつながってしまうとき

・「制限しても、いろいろつながってしまうため」(30歳/情報・IT/事務系専門職)

・「元カレや連絡をとりたくない人と、友だちになりたくないから」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

◎女性意見・まとめ

LINEは密なコミュニケーションをとれる一方、人間関係のトラブルが起こりやすい側面も。主にグループトークや既読機能などにストレスを感じてしまう女性が多いようですね。

LINEをやめるメリット

LINEをやめることによって、LINEに関するストレスからは解放されるもの。具体的には、どのようなメリットが考えられるのでしょうか?

pexels-photo-320007

既読を気にしなくていい

・「既読などをいちいち気にしなくてもいい」(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「既読・未読などを気にしなくてよくなり、縛られている感じがなくなるから」(31歳/医療・福祉/販売職・サービス系)

返信のプレッシャーがなくなる

・「返事をしなきゃ! という危機感から解放されること」(29歳/その他/その他)

・「コメントを返さなければならないプレッシャーがなくなること」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

時間を有効に使える

・「ほかのことをする時間が作れる」(33歳/生保・損保/営業職)

・「無駄な時間を節約できる」(34歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

◎LINEをやめるメリット・まとめ

既読や未読、また返信しなければならないプレッシャーからは解放されそうですよね。LINをしていると、どうしてもスマホのチェックが日課になり、それがストレスになることも。LINEをやめることで、精神的に落ち着いた日々を過ごすことができそうです。

LINEをやめるデメリット

LINEをやめることには、もちろんデメリットも存在します。具体的に、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか? みなさんの意見を聞いてみました。

pexels-photo-245520

友達や好きな人と連絡がとりにくくなる

・「連絡のやりとりがリアルタイムにしにくくなる」(31歳/その他/技術職)

・「友人たちとの連絡がとりにくくなる。コミュニティ内でひとりLINEをやっていない人がいると、連絡をとるのが本当に面倒」(32歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

友人関係が希薄になる

・「つながった友人関係を失う可能性があること」(30歳/機械・精密機器/営業職)

・「グループに入れない。新たな友だちができなくなりそう」(32歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)

情報が入ってこなくなる

・「少しの情報も入ってこなくなること」(31歳/商社・卸/その他)

・「情報量が少なくなるところ」(26歳/その他/その他)

◎LINEをやめるデメリット・まとめ

今までLINEの連絡が中心だと、やめることで連絡がとりにくくなってしまいますし、情報もリアルタイムに入手するのが難しくなるでしょう。また、LINEだけでつながっている友人がいるのなら、その友人とは疎遠になってしまいそうですね。

「LINE疲れ」の原因と心理状態

pexels-photo-332390

LINEはよくも悪くも「相手の反応を見ることを前提としたアプリ」です。LINEを使えば使うほど、「相手の反応」に対して気づかいをしなければならない状態に陥ってしまいます。そして、気づかいをすればするほど疲れていきます。

LINEは相手のメッセージの文字量がぱっと見てわかったり、既読状態が見えたり、返事が来るまでの時間がわかってしまったりと、会って喋るコミュニケーションよりもいろいろなものが可視化されています。

24時間いつでも連絡をとり合える状態になっているので、気の休まることもなくなり、LINE疲れに悩まされてしまうのです。

LINEをやめるべき判断基準

pexels-photo-190168

「LINEの返事をしなきゃ」と毎日のように悩んでいる状態であれば、やめたほうがすっきりします。たまに悩む程度であれば誰でもあることですし、使い続けることのメリットのほうが大きいです。

しかし、毎日悩んで毎日気持ちがへこんでいるようなら、LINEを使うデメリットのほうが大きくなっています。LINEをやりたくないなぁ、面倒だなぁ、と思うのが「毎日かどうか」で判断しましょう。

【LINEをやめない場合】「LINE疲れ」を解消する方法

pexels-photo-29672

LINEをやめずに「LINE疲れ」を解消するには、LINEのアカウントをいったん消して、データを引き継がずにLINEに再度登録するのがおすすめです。今までのLINEアカウントとは別に、新しいLINEアカウントを作ってしまうのです。

面倒な人をブロックすると、どうしてもお互いに嫌な思いをしてしまうもの。しかしアカウントを作り直せば、またつながりたい人だけとつながり、それ以外の人との関係はリセットできます。

その際には、LINEの設定画面から「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」のチェックを外して、自分で選んだ人だけを友だちに手動追加(LINE ID追加など)するようにしましょう。もちろん、LINEのアプリを消す前に友だちのLINE IDを聞いて、控えておくことも忘れずに。

そもそもLINE疲れが起きるときは、特定の数人によって疲れが引き起こされている場合が多いです。このような方法で、その人たちとうまく離れるようにしましょう。

【LINEをやめる場合】LINEをやめるときに注意すべきこと

pexels-photo-323503

大事な人との連絡手段だけは、別に残すようにしておきましょう。それはTwitterでもいいいですし、InstagramやFacebook、キャリアメールでも大丈夫です。どこかで、ゆるくでもいいので連絡をとり合えるようにしておけば、それでLINEをやめるデメリットはかなり軽減されます。

LINEをやめるデメリットは「連絡を取りにくくなること」や「相手の近況がわかりにくくなること」なので、この2つを別の連絡手段やSNSで補える状態にしておくといいでしょう。

本当にやめるべきか考えて判断しよう

どんなに便利なツールであっても、その使い方によっては逆にストレスになってしまうこともあるLINE。実際にLINEをやめることでメリットもあればデメリットもあるので、LINEに疲れたからといって、簡単にやめればいいわけではなさそうです。今回の記事を参考に、自分にとってベストだと思える選択をしてくださいね。

(監修:織田隼人、文:ファナティック)

※画像はイメージです

(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年7月12日~2017年7月15日
調査人数:104件(22~34歳の女性)

(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時:2015年11月
調査人数:168件(22~34歳の女性)

※この記事は2016年01月09日に公開されたものです

織田隼人(心理コーディネーター) (心理コーディネーター)

心理コーディネーター。男女の心理のちがいを伝えることで、男女の行きちがいを少しでも減らすのが目標。著書に「やっぱり彼と復縁したい貴女へ」「彼女と復縁する59の方法」「愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女」などがある。

HP:http://oda999.tea-nifty.com/blog/
ツイッター:https://twitter.com/oda_hayato

この著者の記事一覧 
ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

この著者の記事一覧 

SHARE