ことあるごとに「ゆとり」「ゆとり」! ゆとり世代をかわいそうだと思う瞬間3つ
学習指導要領の改定により、施行されたゆとり教育。このゆとり教育を受けた世代のことを、ゆとり世代と区切って呼んでいますが、世間一般ではあまりいいイメージで使われていないことが多いよう。そんなゆとり世代がかわいそうだと思う瞬間について、女性のみなさんに話を聞いてみました。
<ゆとり世代をかわいそうだと感じる瞬間>
■ひとまとめにしている
・「なんでも『これだからゆとりは……』と決めつけで言われること」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「『これだからゆとりは』、とまとめられることがかわいそう」(27歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)
・「いつも『だから、ゆとりは……』と言われること。ひとくくりにされるの迷惑だし、自分たちのせいでそうなったわけではない」(30歳/学校・教育関連/専門職)
まるで合言葉のように「これだからゆとりは」という言葉を使う人は、とても多いですよね。10人いれば10人ともちがうカラーを持っているはずなのに、すぐにひとまとめにされるのはとても迷惑な話です。
■ゆとり世代をバカにする
・「ゆとりゆとりと言われたら嫌やだと思う」(32歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「ゆとりとバカにされること」(27歳/金融・証券/事務系専門職)
・「ゆとりゆとりと会社で言われること」(29歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
ことあるごとに「ゆとり」「ゆとり」と言われると、さすがにあまりいい気はしないものですよね。いいイメージの言葉ならまだしも、世間一般であまりよくないイメージが定着しているのを知っていて使われると、ストレスが溜まりそう。
■失敗はすべてゆとりのせい
・「ひとりが失敗をすると『これだからゆとりは……』とひとくくりにされてしまうこと」(30歳/商社・卸/事務系専門職)
・「失敗するとすべてゆとりのせいにされる」(24歳/生保・損保/事務系専門職)
・「ゆとり世代はダメだとなんでもかんでも頭ごなしに言われてしまうこと。新しい時代の流れのひとつだから許容すればいいのに」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
何かひとつでも失敗をすると、すべてゆとりのせいにするのは、やめてほしいものですよね。常識的に考えて、失敗は誰でもするものであり、ゆとり世代に限ってのことではありません。
<まとめ>
ゆとり世代と呼ばれる人たちの中には、確かに少しマイペースのようにも感じたり、言われたことしかやらない人もいるのかもしれません。しかし、社会での働き方もこれだけ多様化してきていることを考えると、ゆとり世代の働き方は、世の中には合っているのかもしれませんね。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数159件(22歳~34歳の働く女性)。
※この記事は2015年12月18日に公開されたものです