生理中にお腹が空く女性の割合は? 生理前から食欲が止まらなくなる理由
なぜ? 生理前から食欲が止まらない理由
では、食欲が止まらないのには理由があるのでしょうか。ここでは、マイナビウーマンの記事を抜粋・紹介しながら解説していきます。

こちらの記事から、生理中の食欲が止まらない理由を解説していきます。
上記の記事によれば、産婦人科専門医の高尾美穂さんは、「生理中にお腹が空く理由」をこのように解説しています。
「排卵後、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の両方が分泌されます。実はこれらのホルモンには、水分を蓄えようとする働きがあるんです。
だから、生理前は、体がむくみやすく、便秘にもなりやすい。生理がはじまった途端、便秘が治ったり、異常な食欲もピタッとおさまったりしますよね。こうした嫌だなあと思う体の変化も、ちゃんとホルモンが分泌されているから起こること。女性として健康である証拠でもありますね」(高尾さん)
高尾さんによると、過食や食欲減退はPMS(生理前症候群)による自律神経関連症状だということ。このPMSは、月経前、3~10日の黄体期に出現する症状で、生理(月経)開始とともによくなったりなくなったりするそうです。
何食べる? 生理前からの過食の対処法
「食べたい欲求が抑えられない!」と悩む人は、どんな食生活に気をつけるといいのでしょうか。生理前からの食事で何を食べたらいいか、記事によるとこんなポイントが紹介されています。
「食べはじめたら止まらなくなる人は、糖質の多いもの・甘いものから食べはじめないこと。なおかつ適度に間食をとることで、食べ過ぎを防ぐ方法がオススメです。
空腹時の一気食い・ドカ食いは、最も避けたい食べ方。特に昼食から夕食までは時間が長いので、昼食後3~4時間したら間食を取り入れて、空腹すぎる状態を作らないようにしましょう。
間食に何を食べるかも大事です。タンパク質や食物繊維が多く含まれる食べ物は血糖値を上げにくくするうえに、腹持ちもいい。たとえば、玄米のおにぎり、高タンパクのヨーグルトなどはオススメです」(高尾さん)
生理前から始まる過食には、このように賢い食べ方で対応できると良さそうです。
生理中のダイエットは意味ない?
ただでさえ過食になってしまう生理の始まり。少しでも太りたくないと悩む女性は多いはずです。ちなみに、生理中のダイエットは意味があるのでしょうか。
続いては、生理前~生理中のダイエットのポイントについて、こちらの記事内容を紹介していきます。

こちらの記事から、生理中のダイエットのポイントを解説していきます。
上記の記事によれば、産婦人科専門医の窪麻由美さんは以下のように説明しています。
「女性ホルモンであるエストロゲンは、食欲を減退させたり甘いものの食べる量を減らしたりする働きがあると考えられています。
エストロゲンの分泌量が少なくなる生理前や生理中は、ダイエットには難しい期間といえるかもしれません。また、生理周期の中には女性ホルモンの分泌量が増えたり減ったりすることでイライラしたりネガティブな気持ちになり、それを解消するために食事量が増えてしまいがちな期間があるのです」
つまり、生理前~生理中はダイエットにあまり向かない期間と言えそうです。しかし、気をつけるポイントは以下の通りいくつかあるようです。
生理前や生理中の食事のポイント
(1)鉄分はしっかり取る
(2)甘いものはバランスが重要
(3)よく噛んで時間をかけて食べる
(4)ビタミンB群を取る
生理前や生理中の運動のポイント
(1)無理をしないストレッチ程度の運動
(2)気分転換を兼ねる
このように無理をせず、生理周期に合わせたダイエットを考えていくことが大切です。詳しい内容は、紹介した記事を参考にしてみてくださいね。
無理せず自分のペースをつかもう
多くの女性たちにとって、生理中の食欲コントロールは非常に悩ましい問題であることがわかりました。
とはいえ、無理は禁物。お腹が空く理由を理解するだけでも、少しだけ安心できるはずです。生理の始まりから生理中は、自分なりのペースを身につけてくださいね。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数224件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2015年11月03日に公開されたものです