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女性が社会で活躍するために必要なこと アラサー女子が日本の未来を真剣に語ってみた! 

平野智美/OFFICE-SANGA

女性と仕事の問題はよく話題になりますよね。今回は「私たちだって言いたいことはいっぱいある!」という働くアラサー女子3人が集結して、女性が社会で活躍するために必要なことをたっぷり語り合ってもらいました! 結婚、出産も視野に入れたとき、はたしてどんな職場が理想なのか? かなり白熱した対談になりました。

美紀さん(28歳) 
金融/事務 
埼玉県出身 既婚 
まだ子どもはいないが、保育園のことなど育児問題に関心あり

亜実さん(26歳) 
商社/事務・営業 
東京都出身 未婚(彼氏とは現在半年交際中) 
今後の結婚のことまで考えて女性にとって働きやすい環境の会社を選択

裕子さん(31歳) 
アパレル/マーチャンダイザー 
埼玉県出身(恋人に関してはヒミツ) 
結婚は自然の成り行きが理想。現在の仕事を続けることを希望

出産・育児で職場を離れられるか?

美紀さん:せっかくアラサー女子が集まったので、ちょっとまじめに女性と社会の問題について語り合ってみませんか?

亜実さん:でしたらまずは、職場環境について考えたいですよね。出産、子育てなどライフステージが大きく変わりやすい女性にとって、育児休暇がしっかりとれるか、復職しやすいかなど、職場の環境は大きな問題です。

裕子さん:その前に、結婚しても仕事は続けたいと思いますか?

美紀さん:私は既婚ですが今も働いています。少なくとも子どもができるまではこのままでいきたいですね。社会との接点も失いたくはないし、正直、金銭面のこともあります。

亜実さん:私はずっと続けることを考えて、残業がとても多かった前の会社から今の会社に転職しました。やっぱり自分の生きがいと金銭面、その両方のことを考えちゃいますよね。子どもができたらちゃんと子どもにお金をかけてあげたいから二馬力で働きたい。それに社会でキラキラしている素敵なお母さんだと思われたい!

裕子さん:私も働くことを考えています。ここまでがんばってきて、今までのキャリアを捨てるのはもったいないし。女性も大学を出て20代をめいっぱい働けば、それなりのスキルを身につけるわけで、それを結婚で断ち切るのは……。それに人生は何が起こるかわからないし、結婚してもシングルマザーになっちゃう可能性もありますよね。そのときにあせっても、一度失ったキャリアを取り戻すのはとても難しいです。?

アラサー女子の社会への不安

・結婚後も働かないと、金銭面や社会との接点を失う心配がある
・自分の生きがいと金銭面、その両方を考えなくてはいけない
・結婚や出産で築いてきたキャリアを捨てなくてはいけない可能性
・出産後、一度失ったキャリアを取り戻すのは難しい現実

制度と共に意識の改革を!

亜実さん:やっぱり今は働き続ける女性が多いですよね。だけど、現実的に好きな仕事をずっと続けられそうですか?

裕子さん:もちろん将来的に結婚、出産ということになっても、会社には育児休暇や時短勤務などの制度があります。ただ、だからといって、出産後も前と同じように働けるかというと別ですよね。すぐに復職するにしても、産休・育休の間、当然、会社は私がやっていたポジションをほかの人で埋める必要があるじゃないですか。だから自分が戻ったときにそのポジションが空いている保証はないですし。一旦、職場を離れる怖さは感じます

美紀さん:それと時短を利用する場合に、前と同じ仕事を同じように任せてもらえるかというと、難しかったりしますよね。

裕子さん:大手ならばいいかもしれないけれど、小さい会社は人員もギリギリだったりして、時短の人のフォローまで手が回らなかったりするから、フルタイムで働ける人、残業もできる人へと仕事が行くのは仕方ないのかな……。

亜実さん:仕事の内容は割り切って働いたとしても、時短を利用するのに居心地が悪かったりして。まわりは責めているわけじゃないかもしれないけれど、なぜか肩身が狭くなっちゃう、みたいな。

美紀さん:なんとなく思うんですけど、制度をととのえることと同時に、みんなの意識を変えるのも大切かな。日本って残業する人が偉くて早く帰る人が悪いみたいな感覚が、まだまだ残っているじゃないですか。子育ての女性に対してだけでなく、男性同士でも。

 

美紀さん「日本って残業する人が偉くて早く帰る人が悪いみたいな感覚が、まだまだ残っている」

裕子さん:ありますね、あれってなんでだろう。男性だって子どもがいれば、早く帰って育児をしたり、奥さんを手伝って家事する必要がありますよね。将来は介護もあるかもしれないのに、定時に帰りづらいなんておかしいですよ。

美紀さん:適当な仕事ぶりで早く帰るのはよくないけれど、効率よくまじめに働いて定時に切り上げるなら、いいことだと思うけれど……。

亜実さん:たとえば家事や育児をする必要がない人も、デートしたり趣味や資格取得、リラックスに余暇を使うことができないなんて問題です。効率よく働いて早く帰れる環境を、みんなで作っていったほうがいいですよね。

美紀さん:少子化対策とか言っていても、今のような仕事の仕方だと恋愛する時間も持てないっていう人、けっこういそうですね。根深い問題です。

アラサー女子の会社に対する不安や不満

・産休・育休から戻ってきても自分のポジションがない
・時短の人は雑用など責任のない仕事ばかり
・時短利用者の居心地が悪い
・残業して長く働く人が評価される

ワークライフバランスが何より重要

裕子さん:ところで、みなさんはいつか管理職になりたいと思いますか?

亜実さん:正直、そういう欲はないですね。

美紀さん:まわりでもむしろ管理職にはなりたくないという声、けっこう、聞きますね。結婚との両立を考えると、重いポジションに就くのは難しそうということで。

亜実さん:女性って純粋にその仕事が好きで続けていることもあるから、管理職よりも現場がいいって人もいるみたい。

裕子さん:実はみんながみんな、出世したいわけじゃないんですよね。もちろん、もはや男女の区別なく働いて出世している人もいるけれど、仕事に対する考え方は千差万別。自分のライフスタイルにあわせて、多様な働き方を望んている時代ですよね。

亜実さん:だからこそ、勤務形態も多様性が欲しい! たとえば在宅勤務なんかも、もっと広まって欲しいですよね。働き方がもっと多様になれば、早く帰宅する人のことも気にならなくなるし、出産後の働き方を選べれば、女性も安心して子どもを持つことができるようになりそうです。

アラサー女子が妄想する理想の社会

・自分の理想のライフスタイルに合わせて働きたい。
・出世したい人はして、したくない人はずっと現場で働きたい
・勤務形態の多様化
・在宅勤務の普及

 

裕子さん、美紀さん、亜実さん、ありがとうございました!

勤務時間に関する日本人の意識の問題、まだまだ多様性のない勤務形態のことなど……。働く女子3人の本音が飛び交い、話題は尽きませんでした。歯に衣着せずに社会への不満などしゃべってもらった座談会でしたが、まさに「女性の社会進出」「少子化」などの問題の当事者たちです。当事者たちの声にはそれらの解決のヒントがあったようにも思えます。これからもみんなで意見を出し合い、より女性が働きやすい未来を築いていきたいものですね。

(平野智美/OFFICE-SANGA)

平野智美/OFFICE-SANGA

埼玉県出身。『TVぴあ』の記者を皮切りにライター・編集稼業スタート。旅行雑誌『エイビーロード』に関わったあたりから旅行記事へとシフト。数々の雑誌、MOOK、ガイドブック、旅行パンフレット、インターネットのサイトで旅行記事、グルメ記事、エンターテインメント記事を手掛ける。旅行記事で得意なのはアジア、ハワイ、アメリカ(主に南部)など。城めぐりやフラダンスが趣味。地元・埼玉をこよなく愛する。

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