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安心&安全に暮らす。防犯的部屋探しのポイント

女子の部屋探しではセキュリティも重要な条件のひとつ。でも、防犯といえば挙げられるオートロックや管理人常駐のマンションなどは、家賃の予算的に難しいこともあります。そこで今回は、予算があってもなくても絶対に気をつけたいポイントや、設備が足りないときの自分でできる防犯対策をまとめました。

■建物のチェックポイント
(1)エントランスや玄関の周り
建物のエントランスや部屋の玄関の周囲に人が隠れていられるようなスペースや物陰がないか確認しましょう。

(2)エレベーター
エレベーターのある物件は、内部に防犯カメラがあるかどうかを確認しましょう。

(3)共有スペース
エントランスや廊下、ポスト、ゴミ捨て場などが散らかっていたり、物が置きっぱなしになっていないか確認しましょう。共有スペースが片づいていない物件は、管理が行き届いていなかったり、住民のマナーが悪いことが多く、安心して生活しにくい傾向があります。

■室内のチェックポイント
(4)鍵
オートロックや二重錠、防犯性の高い鍵のついた物件だと安心です。でも、それを重視して物件が見つからないなら、自分で補助錠を設置するという手もあります。補助錠をつけていることで防犯対策がされている部屋と判断され、侵入への抑止効果もあります。窓にも補助錠をつけておくと安心です。

(5)インターフォン
カメラ付インターフォンがあると安心ですが、賃貸住宅でも自分で設置できるドアフォンなどが販売されています。外出先でもスマートフォンで来客を確認できるなど便利な機能がついたものもありますので、上手く活用してみましょう。

(6)ドアポスト
玄関のドアにポストがついていないか確認しましょう。外から室内が覗かれたり、手や道具を差し入れて鍵を開けられる危険性があります。自分でふさぐこともできますが、できればついていない物件を選んだ方が安心です。

(7)窓・ベランダ
窓やベランダの周辺に侵入されやすい建物や塀などはないか確認しましょう。できれば一階は避けた方がいいですが、周囲からの見通しがよければ狙われにくいとも言われています。階数は高ければいいというわけでなく、最上階でも屋上から簡単に降りてこられるような建物では侵入被害が発生しています。

■周辺環境
(8)駅からの距離
夜遅く帰宅することが多い場合は、駅から徒歩5分以内が安心です。駅から遠い方が家賃は安くなりますが、徒歩15分以上は避けた方がいいでしょう。

(9)帰り道の暗さ
帰り道の途中で街灯がなくなるような場所がないか、公園など人が潜んでいられる場所がないか確認しましょう。

(10)治安
繁華街や風俗街、パチンコ店などが近い物件は避けましょう。人が多く賑やかな方が安心と思うかもしれませんが、犯罪も多く発生しているため、巻き込まれる可能性が高くなります。また、騒音が気になる可能性もあります。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト

※この記事は2015年08月10日に公開されたものです

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