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幸せいっぱい! だけど心配!?  「親になる」と分かって不安だったことは?

子どもを授かることは、夫婦にとって大きな慶事。「うれしい」「喜ばしい」と思う反面、実際その瞬間を迎えてみるとさまざまなプレッシャーや不安も感じた、という声も耳にします。そこでマイナビウエディング編集部では、どんなことで不安になったか、そしてそれをどう乗り越えたかについて数組の夫婦に取材。これから妊娠するかもしれないみなさんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 ダントツで多かったのは、「健康に生まれてきてくれるかどうか」

まず、最も多く聞かれたのがこの意見。「一度流産した経験もあり、とにかく無事に生まれてきてくれるかそれだけが心配でした(32歳女性)」「親になると分かったとき35歳。高齢出産と言われる年なので、健康に産まれて来てくれるかどうか産まれてくるその日までかなり不安でした。私の不安はほとんどがそれでした(39歳女性)」。

同じくパパたちからもこんな意見が。「嫁のつわりがひどかったので、家事はほとんど自分がやっていました。健康に産まれてくるかどうかは心配でした(29歳男性)」「2人目のときは妻の年齢もあり、病院で出生前診断が2~3万でできると知って話だけは聞きにいきました。いろいろ考えて結局しませんでしたが、元気に産まれることだけ祈っていました(41歳男性)」など。子どもの健康については人智を超えた領域。妊婦としての生活に気をつけつつ、あとは天に祈るのみ……そんな風に過ごしている方が多いようですね。

 「いい母親になれるか」「この環境で育てられるか」など、強いプレッシャーを感じるママも

続いて多かったのは「親になること」そのものへの不安でした。こちらは女性陣からがほとんどで「自分にちゃんと育てられるのか、きちんとした母親になれるか不安になりました(28歳女性)」「怠け癖があるので、母親業と仕事の両立がちゃんとできるのか心配でした(36歳女性)」「高齢出産で、子どもが20歳のとき自分は60歳過ぎだと思うと面倒を見きれるか不安を感じました(42歳女性)」「頭がいい方ではないので、ちゃんと子どもを教育できるか心配でした(32歳女性)」など母親としてやっていけるかという意見。

さらには「夫婦とも田舎が遠いので、いざというときに面倒を見てもらえる人がいない環境で育てられるかという不安はありました(30歳女性)」「待機児童が多い街で、幼稚園や保育園に入れるのか夫とすぐに調べに行きました(29歳女性)」「小さな会社で産休・育休制度を使った前例がなかったので、ちゃんと子持ちでやっていけるか不安でした(35歳女性)」など、育児環境面での不安を述べる意見も見られました。

“イクメン”と呼ばれるパパたちも増えている現代ですが、やはりママのほうが直接的に子どもに関わる時間が長いからか「しっかり面倒を見きれるだろうか」「きちんとした子どもに育てられるだろうか」というプレッシャーを強く感じることが多い様子。環境整備や教育面は夫婦でも協力しあえる部分ですし、ママたちはきっと“不安な気持ち”に共感してもらうだけでもかなり安心できるはず。パパたちはぜひこのあたり、積極的にサポートしてあげられるといいのではと思います。

 「収入面」「いじめ」「夫婦の愛情が変わらないか」を心配する人も

少数意見では「こういう時代なので、いじめられっ子にならないか、引きこもりにならないか、子どもがつらい思いをしないかなど不安になりました。そのためにはコミュニケーション能力を養わせなければと思い、今はいろんな場所でお友だちとよく遊ばせるようにしています(36歳女性)」など、子どもの“遠い将来”を心配したという人も。昔々、祖母から「子どもを産んだら、ずっと死ぬまで心配なものよ」と聞いたことがありますが、妊娠はその“長い心配”の始まりなのかもしれませんね。

そのほか男性からは「自営業なので収入面は正直不安でした。でもいざ親になってみると、おかげで以前より精を出せているように思います(34歳男性)」という頼もしい意見もあれば「子どもを産むと奥さんが興味を持ってくれなくなる、と友だちに聞いていたのでちょっと不安でした(笑)(28歳男性)」なんてロマンチストな意見も見られました。

子どもを持つという幸せな出来事に付随する不安やプレッシャーも、夫婦で力を合わせればきっと乗り越えていけるはず。「子どもの顔を見たら、それまでの不安がすべて吹き飛びました」なんて意見もいくつか見られましたので、決して気負いすぎることなく、幸せなパパ・ママ生活をスタートさせていってくださいね。

(文/外山ゆひら)

※この記事は2015年07月24日に公開されたものです

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