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本気で幸せな結婚を望むなら、友だちや親族には相談しないほうがいい理由

羽林由鶴

本気で幸せな結婚をしたいと思うから、不安になってしまうのですよね。「どうしよう?」居ても立ってもいられないそんな時、身近な信頼できる人に相談したくなる気持ちはわかります。でも、その相談が、ものごとをさらに複雑にしてしまうこともあるんです。本気で幸せな結婚をしたいなら、身近な人への相談はやめませんか?

■あなたと友だちや親族はちがう人

あなたのことをよく知っているとしても、それはあなたのすべてを知っているということにはなりません。友だちや親族の前にいるあなたと、普段のあなた、男性の前のあなたは、微妙に、いや、かなり大きくちがっていることだってあるものです。まわりはあなたを思って「あなたみたいな女性は、こうしたほうがいい」とアドバイスしてくれたり、「私はこうやってうまく行ったよ」と教えてくれるかもしれません。でも、そもそもそれが絶対に正しいこと、やらなければいけないことではないのですよ。

■あなたの気になる人、好きな人についてよく知らない

友だちや親族が、あなたを通して、あなたの気になる人や好きな人について聞いているだけなら、それはあなたの言葉の選び方、伝え方だけで、彼という人のイメージができあがってしまいます。また、アドバイスや叱咤激励の中に「男性はね……」というようなフレーズが出てくるかもしれません。でも、そこで話に出てくる男性と、あなたの好きな人や気になる人はちがいます。だから、専門家でもない人にアドバイスをもらうことで、さらにこじれていくことも多いのです。

■正しいと思うこと、良かれと思うことほど危険

あなたの幸せを願う友だちや親族としては、まずはあなたが「痛い目、ひどい目に合わないようにするために……」と考えがちです。あなたも相談してしまったから、親身にアドバイスされたことは、絶対に守らなくてはいけないような気がしてきます。これほど真剣に考えてもらったのだから、いい報告をしなければいけないように感じてしまいます。それが新しい緊張や焦りにつながります。 でも、あなたはその人とはちがうし、あなたの気になる人や好きな人のこともよく知らないのだとすれば、その人が正しいと思うことが正しいとは限らないわけです。また、「あの後どうなった?」なんて、報告を求められるかもしれません。報告をすればまた、つぎのアドバイスをもらうことになり、それがだんだん重荷になっていきます。

■自分一人で解決する、また好きな人と乗り越える

まわりの人の手を借りなければ、続いていかない恋愛なら、残念ながら幸せな結婚にはなりません。お付き合いは、結婚の前練習だと思ってくださいね。結婚したらそこから先、幸せなことばかりというわけではありません。そのたびに、まわりの人の手を借りなければいけなくなってしまいます。そして、現実的に考えれば、そんなことは不可能です。二人で協力して幸せを作っていくことが出来なければ、結婚は独身時代以上に孤独で不安、辛く苦しいものになってしまいます。だからこそ、人の手を借りずに乗り越える練習を避けないでくださいね。

■羽林由鶴からのメッセージ

自分の頭を使い、行動し、乗り越える……あなたも、あなたの気になる人や好きな人も、そうあってほしいのです。もちろん最初から全て自分一人ではできないかもしれません。友だちや親族など身近な人に話すことは、確かに一番先に思いつきやすく、やりやすいことだとは思います。だからこそ、相談した場合のデメリットについては前もって知っておいてくださいね。そして、友だちや親族に相談することが、むしろ幸せな結婚の妨げにもなるとわかっていただければうれしいです。あなたと彼がゆっくり少しずつ築き上げた信頼関係なら簡単には壊れません。うまく行った暁に、結婚することになったとしても、あなたが相談した人たちは、その時の彼のイメージを持っています。「あんなことがあったけど大丈夫?」なんて、あなたと彼の間ですっかり忘れていた話まで掘り起こされて、せっかくの幸せ気分に水をさされることもありますが、そんなことは笑い飛ばしてくださいね。

(羽林由鶴)

※この記事は2015年07月01日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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