上司を好きになったらどうする？　職場の上司を好きになる心理とは

職場の上司を好きになってしまった経験がありますか？　自分より仕事ができて社会人経験の豊富な男性……好きになってしまう可能性は高い気がしますよね。できることなら、その上司と付き合いたいと思っている人もいるかもしれません。今回は上司を好きになってしまった場合、どうすればいいかについてアンケート調査してみました。さらに、心理カウンセラーの小日向るり子さんにもアドバイスをもらいましたよ。気になる上司のいる方、必見です！

職場の上司を好きになる女性心理

どれくらいの女性が職場の上司を好きになった経験があるのでしょうか。また、そのきっかけについても聞いてみました。さらに小日向さんに、上司を好きになってしまう女性の心理について聞いてみました。

20.4％の女性が、職場の上司を好きになったことがある

アンケートの結果、職場の上司を好きになったことがあるという人は全体の約2割でした。社内でいつも接点がある上司ですが、実際に恋愛感情を抱くケースはそこまで多くないようですね。そもそも年齢や性別といった点で恋愛対象外の上司しか持ったことがない人も中にはいることでしょう。

既婚者の上司を好きになった女性も

すでに結婚している上司を好きになってしまった人が半数以上いました。上司が既婚者である割合が高いせいもあるでしょう。既婚者であっても、好きになってしまう気持ちは止められないようです。

職場の上司を好きになるきっかけ

飲み会のときに

・「飲み会で仲よくなったから」（22歳／金属・鉄鋼・化学／技術職）

・「飲み会のときに。やさしくしてくれたから」（33歳／その他／その他）

仕事ができるから

・「はじめからタイプだったのと、仕事ができるところに惹かれて」（32歳／その他／営業職）

・「やさしくてかっこよく、仕事ができる人だったから」（23歳／マスコミ・広告／その他）

仕事を教えてもらったときに

・「配属前にいろいろなことを教えてくれて、この人が上司だったらいいなという憧れを持っていた。その後直属の上司になったので一気に好きになった」（25歳／小売店／販売職・サービス系）

・「2人きりで仕事を教えてもらっているときに、頼りになる存在だと思えた。何かあっても守ってもらえると思った」（29歳／自動車関連／その他）

困ったときにフォローしてくれた

・「困ったときに助けてもらったり、休憩中におしゃべりしたりして好きになった」（22歳／小売店／営業職）

・「誰に対してもやさしいし、仕事で困っていたら助けてくれたから」（34歳／小売店／事務系専門職）

上司を好きになるきっかけとして挙げられたのは、大きく分けて2つのパターンでした。まずは、困っているときにフォローしてくれたり、仕事を教えてくれたりするなど、自分に対して何かしてくれたとき。もうひとつは、仲よくなっていくうちに自然と好きになってしまったパターン。いずれも、頼りがいのある上司というのが前提のようですね。

上司を好きになる女性の心理とは

上司を好きになる女性の心理を小日向さんに詳しく教えてもらいました。

不安は恋心に変わりやすい

「吊り橋効果」という心理的効果を知っていますか？　これは、心理学の実験結果から派生した言葉で、人は吊り橋のような不安や恐怖を感じる場所で会った人に対して恋愛感情を抱きやすくなるという心理現象です。新入社員で入社したときや、異動したばかりのときは、仕事内容も人間関係もわからずとても不安ですよね。そうした不安感情が強いときにそばでいろいろと教えてくれるのが上司です。そもそも職場の部下と上司という関係性が「吊り橋効果」による恋心を抱きやすくなる状態であるといえます。

尊敬から恋愛感情へ

恋心を抱いてしまう上司って、たいてい「仕事ができる」人ですよね。仕事の進め方を相談した際に的確な指示をくれたり、悩んでいるときに相談に乗ってくれたり。また、会議やプレゼンの場で堂々と話している様子を見たりすると憧れや尊敬の念が湧きますよね。その憧れや尊敬の感情が次第に恋愛感情に変わっていくのです。ちなみに、恋愛相手に尊敬の感情を持っている場合、2人の関係は長続きします。

ザイオンス効果

ザイオンス効果とは、「単純接触効果」のことです。その名の通り、人間は接触回数が多いほど、その対象物・対象者に対して親しみを持ちます。1日の多くの時間を過ごす会社で、上司は相談をしたり決済をもらったり、単純に接触する時間が多い人ですよね。前述したような尊敬の念があることが前提ですが、これにザイオンス効果が加わって恋愛感情に発展していくのです。

2人きりになる時間の多さ

残業でフロアに2人きりになる、会議室で相談、仕事終わりに少し食事や飲みをする、といった2人で過ごす時間の多さも恋愛に発展しやすい環境です。特に仕事終わりなどで、お酒が入ると中枢神経が緩むので、普段話さないプライベートなどをお互いに話したりすることも増えるでしょう。そこで相手の性格や本音が見えて親近感がわき、一気に距離が縮まる可能性が高くなります。